同い年の友人の夫人が亡くなった。連絡があったのは昨夜である。葬儀は先週済んでいた。享年62歳は早過ぎる。友人の自宅にお線香を手向けに行った。夫人は4ヶ月前に癌が見つかり、あっという間にこの世を去った。遺影で初めて夫人にお会いした。二人の間に、お子さんはできなかった。
家の中でしばらく話をして、二人で駅まで歩いて行った。外は小雨が降り始めていた。駅の近くの和食の店に二人で入ってお酒を少し頂き、世間話をして店を出た。友人は「じゃあ・・・」と言って、振り返りもしないで遺影の待つ自宅に戻って行った。無性に寂しかった。彼も、夫人も、私も寂しく、哀しかった。
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