先週火曜日からLeo Cup(タイランドのレオ・ビールという会社がスポンサー)を毎日、今週日曜日まで開催しています。
正確に言うと、「Leo Cup(レオビール杯)」は先週日曜日に終了しています。チームは、国内各地で予選を勝ち抜いてきた8チームが2グループのリーグ戦を行い、その後クロス掛けで決勝が行われ、3位までが賞金を得ています。
そして、今週火曜日から行われているのが「首相杯」というもので、日本では「総理大臣杯」にあたります。スポンサーは、Leo Cup同様、レオビール社です。
試合は、1日3試合あります。第1試合開始時間は、当初は3時からとプログラムに書いてありましたが、2日目から2時に繰り上がりました。こういうことは、この国に良くありがちなことですので、2年目滞在の私も驚きはしません。
昨年は、このような突然、日程や時間が変更されたり、キャンセルされたり、逆に招集がかかったりで、不満たらたらで、毎日ストレスを感じていました。今年の私は、そのような事態には「適応するが、流されない、妥協しない」をモットーにしています。血圧も昨年ほど高くなりません。
さて、試合のほうです。火曜日から国内トップ8チームによるリーグ戦(2グループに分けて)「カンボジア首相杯」が始まったわけですが、内容があまり良くありません。
ナショナルチームで活躍したメンバーは、国内ベスト8のチームの中の4チームに分散しています。順当に行けば、それらの4チームがベスト4に進出して来るものと思われます。しかし、彼らが、自分たちの所属するクラブチームに戻ってプレーしているのを見ていると、ナショナルチームでの経験があまり生かされていないように感じています。
やはり、指導者がポイントです。国内指導者達は、YOUチューブで東南アジア競技大会での試合の様子は見ています。そこからでも、最近の東南アジアのバレーボールの動向、スキル(技能)や戦術を学習することはできます。そして、それ以上に学習できる場としては、カンボジアナショナルチームが合宿練習をやっている場で私が何をどのように指導しているか実際見ることが彼らに有益であったと思います。
次回のナショナルチームの合宿では、1クラブチームを招いて合同練習を行うことで、そのクラブの指導者の学習そして選手達にも刺激になると考えています。国内のクラブチームの練習は、どのチームも、ほとんど同じような練習内容で自分のチームのメンバーの個性をあまり生かしてはいません。
指導者が学習しなければ、チーム力も停滞します。今が一番良いと感じている時が、ピークを過ぎた証拠です。競争社会での停滞は後退を意味します。
0 件のコメント:
コメントを投稿