2016年4月18日月曜日

April 18,2016   ナショナルチーム監督の悩み

カンボジアの男子ナショナルチームの監督を引き受けて、2か月後には2年経ちます。

1年で幸いにも、東南アジア競技大会で初年度の目標である万年最下位(8位)を脱出して5位にランクアップできました。この成績は、日本国内で小・中・高レベルで全国大会常連の日本人指導者であれば、私でなくとも達成できたであろうと思っています。

選手、コーチとの信頼関係の構築、規律の遵守、自分たちチームの強みと弱みの把握、ライバルチームの分析、ケガの予防と対策、など、日本人指導者にはさほど難しいことではありません。スキルやタクティクス(戦術)の指導は、さらに難しくありません。

次の目標設定は、来年2017年にマレーシアで開催される東南アジア競技大会でのメダル獲得です。メダルの色を何色にするのか、それはカンボジア協会が決めることです。私は、その要望された目標達成に向けて選手、コーチ、そして事務局長と一緒に邁進するだけです。

本日の午前中に、事務局長そしてコーチとMeetingを持ちました。今後の具体的な強化策を話し合いました。その話し合いの中で、我々に共通の「障壁」を再認識しました。

カンボジア人は小柄です(今年の平均身長は188cm)が、日本人以上に身体能力は優れています。このまま練習を積んでいけば、2年後の大会では、さらに上位に行ける、と確信しました。しかし、昨年、東南アジア競技大会が終了しての半年間、強化は順調に進展しませんでした。ある「障壁」が存在していたのです。

どこの国にも、発展が遮られるものがあります。オリンピックで優勝した後にも起こりうることです。この国の「障壁」は、私一人の力では何ともならないものです。

However、何とかしなければ、これ以上、前に進むことは難しい。どうしたもんか、、、。

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