バレーボール指導書には、チーム強化のための方策が述べられています。
しかし、現実は理論通りには行きません。日本国内での指導においても、海外での指導でも実際の現場での指導は応用問題ばかりです。
そして、スキル(技術)指導よりも大事なものは、チーム・マネジメントです。つまり、チームの運営です。これは、現場の指導者だけではできません。
ナショナルチームの場合、強化委員長と監督、そして事務局長のコミュニケーションが欠かせません。会長が積極的に関与してくる場合もありますが、強化委員長を信頼して任せきって、会長は口を挟まない場合もあります。
昨日の午後は、カンボジアバレーボール連盟の事務局長、カンボジア連盟の強化を支援している日系企業の代表者、そして私の3人で、来年8月にマレーシアで開催される東南アジア競技大会に向けての強化策を話し合いました。
話し合いの内容は、非常に有意義な内容でした。
特に、今後のカンボジアバレーボールの成長を妨げている障壁が何であるか、3者が明確に納得できたことが一番の収穫でした。
但し、この障壁は、おいそれとは破ることができない大きな障壁です。対処を誤れば、いままで築き上げたものが崩壊する恐れがあります。正面から向かって行っても、上手くいかないのが予想されます。
1年目で、現状把握、2年目で現状の問題点、課題点を抽出、3年目でそれらの対策を実施しよう。私は、2年前にそのようにここのブログでも述べました。
そして、2か月後に、その3年目がスタートします。
私は、この2年間、指導における色々な場面で妥協してきました。妥協も、前に進むためには、時に必要な解決法です。しかし、「妥協」が続くと、それは気づかないうちに「諦め」に変化している場合もあります。
難しいところです。
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