FIFAワールドカップ準決勝で、なでしこチームがスェーデンを3-1で破って、日本サッカー史上初めての銀メダル以上が確定した。いやはや、大したもんですな、大和なでしこは!
彼女達に追い風を与えた一つに、3.11で被災した同胞のくじけない姿があった。なでしこ達は、被災者と一緒に頑張ったとも言える。
ひるがえって、13日の朝日新聞に次のような記事が載っていた。『五輪経験者らがアジアオリンピック評議会総会を控えた12日にフォーラムがあり、五輪経験者達は東日本大震災の被災地を訪ねたことを通じ「スポーツには困難を乗り越えたり、元気を与えたりできる力がある」などと訴えた』。私はこの記事を読んで違和感を覚えた。思いあがってはいけない。スポーツが被災された人々に勇気や元気を与えているのではない。被災さされた人たちの諦めない、くじけない、負けない心や態度がスポーツにアスリートに力を与えているのだ。4ヶ月も自宅を流されたり、帰れずに、非日常を強いられている被災者になでしこ達は心を寄せている。勇気をもらっている。「与える」などという言葉は不遜な態度である。
演劇の世界でも「感動を与える役者になりたい」という人がいるが、感動は与えるものではなく、感じてもらうものだと思う。我々の指導もそうだ。指導は教えることではなく、面白さを感じて、自発的に学んでもらうことが指導ということではないか・・・むむ・・・本日は、なでしこ達の活躍に触発されて気分が高揚しているぞ。
それに比べて、政府の体(てい)たらくは、醜態は、痴態は、失態は、醜状は、遺憾!政治ワールドカップというものがあるとすれば、菅ジャパンは予選リーグにおいて、オウン・ゴール(自殺点)で惨めな敗退であろう。
ありがとう、大和なでしこ達!17日に、もう一つ上を目指してみませんか。
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