17日~18日に渡っての全日本実業団9人制女子バレー見学は、無駄ではなかった。特に、18日にママさん達を連れて見学に行ったが、この人たちの記憶も新たな翌日の練習日、つまり今日だが、格段の進歩をやってのけた。
今まで、ネットプレーからトス、リバウンドからネットプレーと私が口を酸っぱく言っていても、良く理解してくれなかった。ところが、昨日の決勝戦を見て、納得したのであろう、ネットプレーの応用をやってから、いきなりトスとスパイクを付けて行ったのだが、結構、形になっていた。これができるようになれば、次はリバウンド・スパイクの打ち方を指導して、そのボールをネットプレーにしてトスにするだけである。
セッターの位置もランニングセッターにすることで、切り返しを速くすることも視野に入ってきた。ブロックに跳んでからセットするというのは、ママさんにとってはやはり難しい。フェイント専門レシーバーとランニング・セッターを兼ねさせた方が切り返し(カウンター・アタック:反撃;スパイクレシーブからの攻撃)は早くなる。
そんなことで、一流のプレーを見ることで良いイメージが見る人に移っていく。芸術の世界でも同じことで、一流の本物を身近に見たり、触れたり、聴いたりすることが育成には必要だ。
サーブ練習のときに、面白い光景を見た。9人制のゲームを見に行った人達は、普段のサーブはサイドハンドなのに、今日に限って、短距離からの基本練習のときには、オーバーハンドでのフローター・サーブに切り替えていた。オーバーハンド・フローター・サーブに憧れたみたいだ。そのうち、ジャンピング・フローターを教えてくださいなどと40歳後半のママさんが言ってくるかもしれない。そして、私は指導しちゃうかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿