2011年9月1日木曜日

8/29(月) 日体協公認指導員養成講習会in千葉県

 表記の講習会の3回目。受講者には、今日のような平日を講習日とすることを避けたかった。しかし、3.11の震災での影響などがあり、土日での開催は調整会議でも努力したが取れなかった。それでも、30名の受講申込者がいたことには感謝したい。
 今日の講師には、2週間前に新潟県で開催されたFIVB(国際バレーボール連盟)コーチコースの主任講師でもあった足立さんを招聘した。千葉県では2年前の講習会に引き続いての講師依頼であった。足立さんは、現在日本人として唯一現役のFIVB公認インストラクター(講師2級)である。以前は、ミュンヘン金メダリスト監督の松平康隆氏、世界にバレーの基本を確立した豊田博先生がいらしたが、現在は講師3級、つまり名誉インストラクターとなっており、現役日本人インストラクターは、足立さんしかいない。足立さんは、宮崎県の高鍋高校を卒業した後、単身USAに渡り、奨学金を受けながら大学でバレーを続けた。その後、プロ選手として活躍し、スイスに行き大学の講師、クラブチームの指導、更にフランスに行き大学の教師やナショナルチームの指導に携わり、FIVBの講師としてかれこれ30カ国で講習会を開催している。
 足立さんの英語は、ジャパニーズ・イングリッシュ丸出しで、我々日本人には非常に分かりやすい。まるでカタカナ読みしているような発音と中学生レベルの文法の英語で話してくれる。足立さんに、先日そのことを聞いてみた。そうしたら、次のような返事が笑みとともに返ってきた。「渡邉さん、日本人には日本人が判るような発音を敢えてしているのです」。しかし、日本人以外に巻き舌の米語を使っている現場を私は聞いたことはない。どこの外国人に対してもジャパニーズ・イングリッシュである。「渡邉さん、通じればよいのですよ」そんな感じの煙に巻かれた足立イングリッシュである。
 受講者には、足立さんの講義と実技指導は十分納得できた、と大好評であった。FC東京総監督で専修大学教授の吉田先生は第2回目の講師であったが、この方も足立さんに陶酔している。Vプレミアの監督さん達にも足立さんの信奉者が多いと聞いた。
(画像は、Mr.足立。この人を日本国内の講習会でも活躍して頂くようにしていくのが私の任務。良いものは良い、ということを認識して頂かなくてはならない。足立さんは、この8月から、動画を用いて、月2回のパソコン通信でのライブ講習会を始めた。申し込みの会員は、すでに50名を突破したようだ。より良い指導者を目指す人達は、まだまだいるようだ) 
 

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