2011年9月17日土曜日

9/14(水) 市川市のママさんチーム訪問

 昨年、始めて指導行った千葉県市川市のチームに、1年振りぐらいか、コーチングに行った。行くきっかけは、間違い電話からであった。先月、開催していた日本体育協会公認指導員養成講習会で、その日どうしても我が家の車が使えなく、お手伝いに見えている千葉県家庭婦人連盟の役員さんの1人にピックアップ(出迎え)を携帯メールからお願いした。ところが、メールを受け取った方は今回の講習会にはお手伝いに入っていなかった。それでも、代わりの方を紹介されて、代わりに見えた方とお話ししていて、間違いに気がついたというわけだ。その間違い電話の非礼のお詫びとして、練習お手伝いしましょうとなったわけである。
 会場は、西船橋から武蔵野線で2つ目の船橋法典駅で下りて直ぐ近くの小学校であった。この日は、今月末の全国冬季大会の予選会に備えて練習試合を組んでいた。市川市にはママさんチームが70チームほどあるという。しかし、県連盟に登録しているのが4チームほどで、船橋市や千葉市のように市内の約半数のチームが県連盟に登録しているのとは大きく違う。
 ママさんのチームは、どこのチームを見ていても、サーブが弱い。サーブの種類は、サイドハンドのフローターが多い。このサーブは、腰の回転を使って行うサーブなので非力でもボールは飛んでいくが、コントロールが難しい。少なくとも、前衛のアタッカー陣だけでもオーバーハンドのフローターサーブをやって欲しい。つまり、オーバーハンドのフローターサーブ(昔はテニスのサーブと形が似ていたのでテニス式サーブとも言われていた)の腕のスイングのやり方はスパイク時のスイングと似ているので、一挙両得というわけなのだが、ママさんには実行する人が少ない。現在の中高校生のほとんどはオーバーハンドでのサーブで、サイドハンドでのサーバーは、まだ力のない小学生低学年ぐらいだ。オーバーハンドでのサーブを指導できる指導者がいないのであろうか、オーバーハンドはパワーが要ると敬遠しているのか、実行するママさんは少ない。逆に、オーバーハンドを学生時代からやってきた30歳代の若いママさん達は、コントロールが容易なこのサーブしかやっていない。
 オーバーハンドでのフローターサーブは肩が強くなければ打てない、というような考えがあるようだ。このサーブを実行するポイントは、肩の強さがあった方が良いにこしたことはないが、それ以上に大事なポイントは、トスの上げる位置、体重移動、腰の回転、そして手首の固定にある。トスを低めにやや前方に上げ、体重移動を後方から前方に、腰の捻りを活用し、ボールが回転しないように手首を固定してうつことである。練習方法としては、短い距離から始め、徐々に距離を伸ばしていくとよい。腕や肩のパワーを意識して打つと、手打ちになりボールはさほど飛んでいかない。体幹からのパワーを生かして、末端の腕は意識の外に置くとよい。
 帰りは、近いですから車で送ります、と言われて従ったが、確かに自宅まで10数分と近い。コーチングのお礼に市川名産の梨まで頂き、今月中にもう一度行かねばなるまいと思った次第である。コート内での戦術は私の方がやや上でも、コート外ではママさんの方がずっと上だ。果物が私の好物だと見破られている。

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