2012年6月24日日曜日

Fri.June 22,2012 ワールドグランプリ 全日本女子バレー

第20回FIVBワールドグランプリ女子バレーボール大会2012の予選ラウンド第3週が大阪で始まった。
 本日のドイツとのゲームは、1-3で敗退でした。ドイツは、12年ほど前からジュニアの育成に取り組んできたが、着実に成果が出てきている。ロンドン出場は逃がしたものの、今後に期待が持てる。
 対して、日本は、この大会での戦う目的が希薄。Londonに行く選手の最終選考だけのためにこの大会に出場する目的があるのであれば勘違いと指摘したい。中国での決勝ラウンドに上位5チームとして残ることが第一目的であり、第2が最終メンバー選考ではないであろうか。オリンピック直前の国際大会では、メダルを狙う国はどこも奥の手は隠している。そして、奥の手は隠しながらも世界のTOPチームと緊張感、緊迫感を持ってのゲーム経験を積むことが重要なことなのだ。
 若手主体のドイツに負けて、明日のトルコ戦でもまけるようだと、ファイナルが行われる中国・寧波(Ningbo)での最終戦(画像の体育館が会場)には進出できなくなる。

 戦術面だけでなく、Londonの後の全日本にDNAをいかに引き継いでいくかという戦略面での心配事が増えてきた。ここ10年くらいで世界のバレーと日本のバレーの差がどんどん詰まってきて、更には、差をつけられつつあると感じているのは私だけであろうか。
 選手が海外のトップチームでプレーしてバレーだけでなく語学、文化などを学習して逞しくなって日本に帰ってくるようなシステムを創ることは必要なのだが、その前に日本の指導者を海外に出して指導者同士のネットワークを形成しながらバレー、語学、文化などを学習することで日本のバレーを見直し、世界が真似をしたくなるようなJapan volley ballを創ることが急務である。
 可愛い子には旅をさせろ、である。

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