本日は、日本ビーチバレー連盟からジュニアのコーチをされている山元(やまもと)先生が講師で見えた。講義の後、体育館で2人制のビーチの基本技能と戦術をたっぷりと教わった。オーバーハンドでのトス(set)はビーチではドリブルの反則に取られやすいので、アンダーで行うのが6人制とは違う。
国内での普及は4人制のミックスが有効である、という山本先生の意見には私も賛成である。千葉県では、15年前から4人制ミックスビーチバレーを県選手権大会として既に開催しており、現在の参加チームは120チームで満杯という盛況振りである。今年の大会は、来週末に千葉県夷隅郡御宿町で開催されるが、私も4年ぶりに審判員で2日間参加する(火傷のような日焼けをするだろうな・・・)。
夜になると、いつのものように静岡県指導普及委員長の増田先生から暑中見舞いで頂いた静岡茶割の焼酎で講師陣と乾杯して雑談に入る。しかし、実はこの雑談に貴重なバレーボールの歴史秘話が入っている。
今夜は「速攻のシステム化でA,B,C,D,Eクイックと名付けたのは誰?」という話になり、世界バレー界の生き字引である豊田先生にお聞きした。曰く「それは、ミュンヘンの松平監督です」と答えていただいた。
「今回のLONDONで全日本女子は銅メダルを28年ぶりに取った。次のリオではメダルはどうか?」。足立さん曰く「それは、難しいのでは?主要なメンバーが引退してしまうし、次のジュニアチームとの連携は上手く行っているのかな?特に、セッターが引退してしまう。セッターの育成には時間がかかる。セッターに国際経験をさせないといけない」。
「Mr.ザオ、今回のLONDONで中国は昨年のワールドカップカップのときよりチームのできは良くなかったが、どうしたのか?」と辛らつな質問をしてみた。ザオさんは「確かに良くなかった。特にメンタル面が良くなかった・・・」とため息交じりで答えてくれた。それ以上に中国協会内部にも原因があるようであったが、そのようなことはどこの国の協会組織にもある。日本バレーボール協会からも近いうちに強化本部から男女の総括が報告されるであろう。女子は、次のリオに向けてアジアからの代表を目指すのは今回よりも困難を伴うであろう。男子は次期監督選考から既にばたばたしているようで心もとない。
3日目の静岡茶割りは時に甘く、時にほろ苦く胃袋に染み渡ってくる。明日は小雨らしい。
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