講師は受講者に次々に「次の日本文を英語にしなさい」と当てるのは、学習になって宜しい。しかし、この日は何故か難しい問題ばかり当てられた。テキストブックを重いから持って来ませんでしたと正直に言ったからなのか、受講者13名の中で、男性は私だけだからなのか、よくわからないが、講師の心証を損ねたようだ。
その後、クラス仲間と昼食を採って、羽田空港に向かった。手荷物を預けるカウンターの前に2mを超す男性が並んでいた。ひょっとしてと思って顔をよく見ると、北京オリンピック男子バレー出場の斎藤ノブコフ205であった。本日から一緒に島根県松江市に行く相棒である。二年振りであった。
小一時間で出雲空港に着いた。出迎えの高野さんの車で人口20万人の松江市内に入った。車中で高野さんと五年前に知り合った時の思い出話から、今回の「第1回牡丹カップソフトバレーボール交流大会」開催のいきさつを聞いた。
高野さんは、語る。
「ソフトバレーは、最近、上手な人達のための大会になっているのではないか?私は、原点に戻って初心者を大事にする交流大会を開催したい」。今年で72歳になったであろうか、高野さんは松江藩古武士のような厳(いか)めしい顔相で滔々と語る。高野さんの凄いところは、口先だけでなく、それを実行してしまうところだ。
松江市総合体育館に10面のコートを設営し、近畿、中国を中心に北は、新潟県、東は神奈川県、西は愛媛県から65チームが集まってくるという。
到着したこの日は、大根島という地域にある朝鮮人参を生産、販売している御屋敷風の観光スポットにて、庭園を眺めながら割烹料理を大会来賓の方々とともに頂いた。ノブコフ205は、来賓の女性から大もてでカメラの前で記念写真に収まっていた。
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