その後、11月10日付で共同通信を通じて、日本の新聞に以下のように報じられた。私は、FIVB国際バレーボール連盟の方針を支持する。このような状況では、イランはバレーボールの国際大会を開催する権利はない。
解決策はある。しばらくの間、観客席を区分して、レディース・シートを設けることである。女性のスポーツ観戦禁止は宗教上だけの理由ではなく、興奮した男性観客がお互いに暴力を振るう可能性があり、それが女性に危害を及ぼすかも知れないという理由もあると思う。
いずれにしろ、世界では、まだ女性がスポーツすることさえ良く思われていない一部の国がアジア・アラブ・アフリカ・中南米にある。女性は貴重な労働力ということもあり、スポーツをさせている場合ではない、という考えもまだ根強い。
労働の合間の気晴らしに、男にだけでなく女性にも子供たちにもスポーツは必要だ。今回のFIVBの制裁がイランのスポーツ環境を少し変えてくれることを願ってやまない。バレーの試合に国際的に強いだけでなく、観客に思いやりのある国こそが尊敬に値する。
『 国際バレーボール連盟(FIVB)は女性のゲーム観戦を禁じる限り、イランの国際試合主催を禁じる方針を示したことが9日、明らかになった。イタリアのスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)などが報じた。イランでは6月、テヘランでゲームを観戦しようとした女性のゴンチェ・ガバミさんが拘束され、後に禁錮1年の実刑判決を言い渡された。
FIVBは世界選手権などの主催大会では制限解除を求めている。同国では女性が競技場などでスポーツ観戦することは多くの場合、イスラム教上の見解で禁止されている。イランは男子がことしの世界選手権で6位に入るなど、アジア屈指の実力を誇る。(共同) 』
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