このセミナーには、修了試験がない。その代り、毎日の出席状況、遅刻、受講態度に関して主催者側から厳しくチェックされている。セミナー開始当初、タイ人の受講者の中には、遅刻して来る者、用事でどこかに外出してから来る者、休む者、講義中に携帯をいじっている者、寝ている者もいた。
遅れて来ても、交通事情とか、急な病気とかある。その理由を言えば良いのであるが、言わないのが習慣なのか、当たり前のようだ。遅刻してきても、謝らない、理由を言わない、用事があっても事前に伝えない、というところがある。その点は、カンボジア人も同じである。
講師のDr.ジャロッタは、大学の教員でもある。この点に関しては、彼は、初日にピシャッと注意した。さすがである。いや・・・教師であれば、当たり前か。彼は、ソフトに、しかし厳しく注意する。2日目からは、遅刻する者、携帯をいじっている者はいなくなった。
理由を述べて注意すれば、彼らは理解できる。時間を守ること、事前・途中・事後の連絡というコミュニケーションの必要性、整理(ボールはボール籠に入れておく)・整頓・清潔の保持、安全性への配慮など、なぜこのようなことを守る必要性があるのかを説明すれば、彼ら東南アジアの人達は理解してくれる。
カンボジアナショナルチームの最初の合宿でも、注意したのは時間の厳守。9:00練習スタートということは、9:00には練習をすぐ始められる体制にしていることであり、9:00に練習会場に着く時間ではないよ、ということを指導した。
おっと、話がそれてしまった。
(今回のモデルは、タイランドで合宿中のベトナムからやって来た男女クラブチームにお手伝いして頂いた。 男女チームと受講者が一緒に記念撮影) |
午後にグループ発表があり、5:00からは報道関係者も集まり、Closing Ceremonyが始まった。
(タイランド・バレーボール協会の会長から受講者一人一人に修了証が手渡されて記念写真) |
日本では、修了証授与する時に、一般的であるが、時間の節約もあり、代表者に授与して終える。
こちらでは、主催者が一人一人に授与し、その都度記念撮影する。時間はかかるが、なかなか良いシステムである。修了式を終え、海外から来た受講者たちは、それぞれショッピングなどに出かけた。私もイスラム街散策など誘われたが、ここのところ寝不足が続いたので、ホテルで休むことにした。
(バンコク市内にはセブンイレブンはじめ日本のコンビニが多い) |
夕食は、近くのセブンイレブンで買ってきた。物価は安く、全部で100バーツ(320円)で済んだ。その後、ホテルの近くにあるタイ式マッサージ店に行った。フットマッサージ(1時間600円)は、気持ちよくウトウトした。ついでに、肩と背中(これも1時間600円)もやってもらった。しかし、これが、間違いであった。マッサージのお姉さんの秘技には、思わず悲鳴をあげそうになった。
その秘技とは、肘で筋肉の間をグリグリするマッサージである。これは、拷問以外の何物でもない。しかし、日本男児は、このような場合でも、にっこり微笑み、じっと耐えねばならない。・・・明日はプノンペンに帰る。プノンペンの行きつけのマッサージ店に行って、「飲み直し」ならぬ「揉み直し」をしよう。
マッサージ店に行って、余計肩が凝ってしまったの巻であった。
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