2014年11月23日日曜日

23,Nov.2014 春高バレー福島県女子代表に磐城第一高校

春高バレー、福島県女子代表が決まった。

【女子決勝】
磐城第一 - 郡山女大付 3 - 1 (25-21, 25-15, 24-26, 25-21)
※磐城第一は初

磐城第一の監督の菊池先生は、以前男子バレー部監督で春高バレーに出場している。男女のバレーを指導して全国大会に出場させる指導者は珍しい。

菊池先生とは、6年前に茨城県立日立女子二高を会場にしての練習試合で知り合った。私はその当時、山梨県内の女子バレー部のアドバイザーとしてチームを指導していた。当時の先生のチームは福島県内でベスト4レベルであった。山梨県のチームは、全国常連のチームであった。練習試合では山梨県のチームに1セットも取れなかった。時には、山梨県のチームがブロックをしない布陣を敷いたが、それでも先生のチームは1セットも奪えなかった。相当ショックであったと思う。

しかし、そのことが、逆に先生を燃え立たせたのであろう。なんで勝てないんだ?その当時すでにベテランの指導者であった先生は、なりふり構わず私に問うてきた。

その後、先生と私の付き合いが始まった。いわき市バレーボール協会主催のバレー教室に講師で招待されたこともあった。先生の母校の東海大学出身者が指導者のチームが全国から集まってのの強化大会には私も特別コーチでチームと一緒に出場した。その時に初優勝した。それからチーム力は徐々に上がって行った。東北大会でも2番手まで実力をつけて行った。

そして、2011年のあの震災で、チームは沈んだ。部員の家屋が破壊されたり、部員の親戚を亡くしたり、練習どころではなかった。練習会場も避難者に提供したので練習する場もなくなった。県大会でベスト8にも入れなくなった。それでも、先生は「女子バレーでも全国大会に行くんだ」とあきらめなかった。

今年で60歳になる。春高バレーの会場で再会するのが今から楽しみだ。

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