2014年11月27日木曜日

27,Nov.2014 選手第一に考えたら、ここまで悪化しなかったはず

昨日、深夜に悪いニュースが飛び込んできた。国際バスケットボール連盟が日本バスケット界に重い処分を下した。落胆したと同時に、ナショナルチームの選手や草の根でバスケを楽しんでいる人たちの無念さを共有した。

国際バスケットボール連盟からの具体的な処分としては、来年度、アジアで開催されるリオ・オリンピック予選会への出場停止を言い渡されたのである。つまり、2016年リオ・オリンピック出場の機会を失うことになるわけである。試合で敗北したわけでもない。ナショナルチームの不祥事があったわけではない。支えるべきはずの連盟組織のふがいなさから生じた結果である。

これを契機に、速やかに所轄の文科省、JOCも動くであろう。連盟が自助努力できなければ、それもやむを得ないであろう。 

事ここに至っては、選手達も動かざるを得ないであろう。日本バスケットボール界最大の危機と言いってよい。この危機を乗り越えて改革を推し進めて行ってほしい。日本バスケットボール界は日本バレーボール界以上の登録人数 (2012年度登録数で言うと、バスケットボールは615,458名、我がバレーボールは395,730名、ちなみにサッカーは927,671名) を抱えている。数はパワーだ。私は、日本バスケット界の良識を信じている。 


国際バスケットボール連盟からの処分決定に関しては、今朝の朝日新聞から引用して紹介する。

『日本バスケットボール協会が、国際バスケットボール連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分を科された。内輪もめに終始し、FIBAとの意思疎通を怠ったツケが回ってきたと言える。
 11月中旬、NBLとbjリーグの統一について話し合ってきた組織委員会のメンバーの一人がつぶやいた。「FIBAが具体的にどういうかたちの統一を求めているのか協会に聞いても、分からない。現地へ行って確認するなどやれることはあるはずなのに」。組織委がスタートしたのは今年7月。3カ月以上、FIBAの真意を測りかねたままの議論が繰り返され、改革案の提出期限とされた10月末に間に合わなかった。
 「FIBAとのパイプを持った人間は、いまの協会に誰もいない」と元理事は話す。きっかけは06年に日本で開かれた世界選手権で出た約13億円の赤字だ。執行部の責任を巡って内部対立が起き、権力争いも加わって役員人事が進まなくなった。日本オリンピック委員会から無期限の資格停止処分を受ける事態に。08年、理事の半数以上が入れ替わることでようやく処分が解除されたものの、事務方のスタッフも大半が入れ替わり、FIBAと密接に連絡を取れる人物がいなくなってしまった。』

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