2012年1月15日日曜日

1/14(土) 大学院の新年会

1年半ぶりに、大塚にある大学院を訪れた。地下鉄丸ノ内線の茗荷谷駅を降りて地上に出ると、懐かしい風景と完成した高層マンションの姿が目の前に広がった。東京では、2年間も経つと景色が一変するものだ。変わらないものと変ったものを見比べながら校門から校舎に入って行った。
 大学院の校舎も、2年前までは東京教育大学時代の建物を放送大学と一緒に使用していて、全面改築の間は、神田の方に移転していた。完成したばかりの新校舎に入ると、どこかのホテルのようにロビーは空間が広く取られてあり、アカデミックの匂いはなかった。講義室はガラス張りで中の授業の様子は、外から丸見えだ。
 この日は、通常の授業が、朝から行われており、講師は大学院修了者が非常勤講師として務めていた。これは、新しい試みということだ。きょうの講師はJOC(日本オリンピック委員会)で職員をされている1期生の方であった。
 教員の先生方にも久しぶりにお会いした。女子柔道界の女三四郎と命名され世界の大舞台で活躍された山口香さんも、母校のこちらで准教授で教壇に立っている。山口先生となつかしさで暫く談笑した。
 夕方から、3年前に創設した同窓会総会に出席した。その後、近くの大衆酒場懇親会となった。参加したのは30名ほど。大学院は、今年の春に10期生を迎える。毎年30数名の社会人(平均年齢40歳)が入学してくる。私は4期生である。この夜、同期は私を含めて2名だけであった。大学の教員や職員、日本体育協会、JOC、競技団体職員、元オリンピック選手、現役ナショナルチームの監督など多士済々だ。
 皆さんとの情報交換の中で、私が最年長のOBであることが改めて判明した。そして、私の定年後には、私には時間がたっぷりとあるであろうということで、どうも私に同窓会の事務局的な活動を期待しているのが分かった。社会の第一線で活躍されているこれだけの人材を、ただ単にネットワークを繋げているだけでなく、有機的に活用できないであろうかという期待・希望が出てきた。今春から専攻科長の任に着くであろう私の指導教官でもある菊幸一先生からも、新たな学会設立のお話も飛び出た。
 定年後の方が多忙になるであろう私ではあるが、世話役は決して嫌いではないので、お引き受けするつもりだ。アカデミックな場所もたまにはいいものだ。1つの事象を、複眼的に研究、検証することはコーチ学のためにも必要なことだ。
 来週の月曜日には、授業にゲスト講師としてトヨタ自動車、前会長の張氏が見えるとのこと。これは聴きに来ないといけない。一番前で聴講しよう。

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