2012年1月23日月曜日

1/21(土) ITを活用したコーチング

8年前に知り合った友人に足立さんと言う方がいる。彼が日本バレーボール協会でM&Mという組織にいるときに知りあった。その前はフランスやスイスでFIVB国際バレーボール連盟公認コーチやインストラクターとしてバレーボールのコーチをやっていた。彼の存在を知った松平康隆さんが日本に20年振りに連れ帰った。M&Mを5年ほどで辞めた後、彼は以前のようにコーチとして、アラブや欧州のクラブチームの指導やFIVBインストラクターとして年に数回のコーチコース(講習会)講師の活動に戻った。
 彼のバレー理論には独創性があり、かつ分かりやすい。日本のバレー理論をベースにUSA、欧州の事情にあった指導体系を構築している。その足立さんが昨年からITを活用したコーチングやクリニックを行っている。
 本日の午後は、第5回目の「オンライン(生中継)・クリニック」の場に同席させていただいた。実際のコートは使わないので、プロジェクターや通信設備があれば小さなスペースで開催できる。会場は、新宿駅から歩いて5分のところにある貸会議室。ドアをノックして入室すると、パソコンが5台、ビデオカメラが3台並んであり技術者らしき人が3人、足立さんの助手が2人の6人が小部屋にいた。
 3時から5時まで、途中休憩を入れて、受講者からの3つの質問に答えるためにパワーポイント、既にビデオカメラで撮っておいた練習風景、FIVB主催の世界のトップチームのゲームを再現しながら足立さんのコーチングが始まった。
 今回のオンラインでの受講者は50名ほどらしい。受講者の中には中・高校の指導者だけでなく、Vリーグの監督もいるとのこと。オンラインの仕組みの詳細は時間がなく、聞くことができなかったが、ITを活用すれば、世界のどこからでも質問に答えて動く画像で答えることができる世の中になったんだな、と実感できた。但し、コーチングの知識だけ身に付けても、プレーヤーに伝えるスキルはまた別物だ。しかし、それも足立さんであれば「コーチング・スキル」のタイトルでテクニック論の次に指導してくれるであろう。大手のビデオ出版社からは今週あたりに駿台学園中学男子バレー部をモデルにしたテクニック論が出版されるとのことだ。
 オンラインを終えて、一杯飲みに行くような雰囲気であったが、お互いに次のスケジュールが入っていたので夕方には新宿駅で別れた。

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