昨年、国際バスケットボール連盟から国際大会出場禁止を受けた日本バスケットボール協会は日本サッカー協会最高顧問である川淵氏に協会会長に就任頂き、川淵氏のリーダーシップにて今年の8月に解禁処置を得ました。
そして、その直後のオリンピックアジア予選で日本女子は、見事に中国を破って優勝、オリンピック出場のチケットを手にしました。そして、次は男子の番と先週から中国の長沙で開催されているアジア予選会兼アジア選手権大会に臨みました。
日本男子(世界ランク47位)は、準々決勝でカタールを81-67で下し、18年ぶりベスト4進出しました。同時に、まずは来年のFIBAオリンピック世界最終予選の出場権を確保しました。そして、昨日は準決勝でアジアでは常にトップのフィリピン(世界ランク31位)と対戦しました。
フィリピンは、世界の強豪と言われるスペインの影響、そしてUSAの影響を受けて、アジアでは比較的早くプロリーグを始めた国です。
バレーボールに関して言いますと、フィリピンの男子バレーは、アジア最古参のバレー国です。しかしながら、東南アジア大会でも最高成績は3位どまりです。高身長の有望男子選手は、ほとんど男子バスケットに行きます。女子は、バレーボールに行くようです。
さて、話をバスケに戻すと・・・日本は、70―81でフィリピンに敗れ、18年ぶりの決勝進出を逃しました。本日3日の3位決定戦でイランと対戦します。今大会の優勝チームに与えられる五輪出場権を逃した日本は、来年7月の世界最終予選で、1976年モントリオール大会以来となる五輪切符取りに再挑戦することになりました。
なお、強豪の韓国がベスト4にも入っていませんが、これは韓国国内で先月、再度摘発された八百長事件と関係があるとみて良いでしょう。
問題が起きてから対処するよりも、問題の兆候を素早く読み取り、小さな芽のうちから摘み取るのが問題への正しい対処法でしょう。バレーボールの審判法で、私が審判員成りたての頃、国際バレーボール連盟の審判委員会委員であった池田久造先生(故人)からご指導いただいたことを今でも忘れることはできません。
『審判員成りたての頃は、自分が判定者だとばかり妙に偉ぶって選手達の、どちらかというと反則行為を探すようになる。審判員はそういうことではいかん。反則を一生懸命探すのではなく、反則をさせないように目を光らせることも審判員の大事な任務ですね』。
先生は、そう言って柔らかな笑顔を私に向けてくれました。先生は40歳代、私が20歳代の頃です。
(この著書は、先生の労作です。指導者にとって、選手を上手にする指導法だけでなく、ルールに熟知することは反則を減らし、ミスの少ない試合運び行う上で大事ということをこの本で学びました) |
0 件のコメント:
コメントを投稿