きょうは、”We got your back” と言う良い言葉を覚えました。
http://www6.nhk.or.jp/kokusaihoudou/abc/index.html |
先週から、NHKのBS1で放映している「ABC ニュースアワー」を2年半振りに毎日見ています。見るだけでなく、ニュースキャスターの発音も真似てスムーズに言えるようになるまで繰り返しています。
コロラドのデンバーのある小学校の3年生担当の教師 (a third-grade teacher) が、生徒達に先生に知って欲しいことを書くという課題 (assigment: homework) を出しました。
課題は「私の先生が、こういうことを知っていたらなあ・・・(I wish my teacher knew・・・)」というものでした。I wish +(somebody)+動詞の過去形は、丁度英語学校で学習したところでしたので、すんなり頭に入りました。
ある生徒は「私は宿題をするための鉛筆をあまり持っていないことを、先生が知っていたなら・・・
(I wish my teacher knew I don't havepencils to do my homework.)」と書きました。
生徒達のほとんどは貧困家庭たちの子供達です。その教師は、生徒達をより良く理解しようとして、このような宿題を出したのでした。
一緒に遊ぶ友達がほしいと知らせてくれた子供もいました(I wish my teacher knew that
I want a friend to play with me.)
I want a friend to play with me.)
その張り紙を見て「僕らがついているよ(“We got your back”)と声をかけた子がいました。
悩みや苦しみを表現し、「主張する」機会を得た子どもたちは、互いに助け合うようになりました。
その教師は、感動してツイッターにそのことを載せると、同じような試みが全米に広がった、と言うことです。
幼い子供達でも、主張させることは大事です。私の知り合いの小学生バレー指導者は、今年の小学生バレーボール全国大会に初出場を果たしました。彼とメールで連絡を取りあっていましたら、以前は子供たちには、ほとんど発言させていなかったが、今回は子供達の意見を沢山聞いてあげたとメールを送ってきました。
かと思うと、プレミアリーグに所属しているあるチームの指導者は、まったく選手達の意見を聞く態度はなく、意見を言った選手は試合に出してもらえない、というような話も聞いています。
1964年東京オリンピックで金メダルを取った日本女子バレーの監督であった鬼の大松氏は、ビデオを見ると「俺についてこい」という寡黙で怖いイメージですが、実は「(黙って)俺についてこい」ではなかったのです。大松氏は、練習後には必ず主将であった河西さんに選手達の状況を聞き、選手達一人一人を大変気遣っていました。
大松氏のように話しを聞くだけでなく、それを選手達が納得できるように反応してあげる(フィードバック)ことが大事なことは言うまでもないことです。
東洋の魔女のチームにも、恐らく選手達の間には「私達がついているよ」という意識が浸透していたと思います。
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