2015年10月31日土曜日

30,Oct.2015   TOEIC or TOEFL or IELTS?

昨年カンボジアに来て5ヶ月目に、プノンペン市内で英語学校を探して入学しました。そして、今月で1年が経ちました。
IELTS Practice Tests


英語学校に入ろうと思ったのは、文法も含めて、正しい英語の発音を学ぼうと思ったからです。こちらのカンボジア人と英語で話していると現地語(クメール語)訛の英語に影響されて、私の英語の発音もクメール訛になってしまうのではないかと心配したからです。

1年前の私の英語は、いかにも日本人の英語とわかるリズムもアクセントもない平坦な発音の英語でした。そこに子音が明確でないクメール語訛が混じると、インターナショナル英語と言えば聞こえは良くとも、相当聞き取りにくい英語の発音になるのではないかと危惧したわけです。

入学して、まずクラス分けのために実力テストを受けました。結果は12段階で7レベルでした。中級レベルということでした。現在は10レベルまで進級しました。

1年間、学校に通って、思ったことがあります。

まず、発音ですが、学校で使用しているテキストは、アメリカン英語ではなく、UK(英国)英語です。また、オーストラリア政府後援の学校ですのでオージー・イングリッシュです。Onedayを「ワンダイ」 と発音します。

そういえば、6月の東南アジア大会で、シンガポールに行ったときに、シンガポール人の使う英語が最初、ほとんど聞き取れませんでした。地元の人に聞きましたら、彼らの英語は、「シンガポール」と「イングリッシュ」を掛け合わせて「シングリッシュ」と言うことです。人口の多くは中国系ですので、中国訛なんだそうです。

その後、色々な国の人達と英語で話してみて、各国の言語が影響した色々な英語があるのだということを理解しました。私の英語は、アメリカで放送されているCNN、ABCやVOAを聞いたり、発音を真似しているせいか、結構聞きとり易いと言われています。

英語学校のクラスは、レベル10に進級しました。しかし、内容がガラリと変わり、資格試験受験準備のような授業内容になりました。資格の名称はIELTSと言います。

日本では、あまり馴染みのない資格名です。日本では、TOEIC(トーイック)が良く知られています。以前から、商社など英語能力が求められる企業への入社試験条件や企業内での昇進条件に採用されています。主に、学生とビジネスマン向けの資格です

日本で、これから求められる資格にTOEFL(トッフル)があります。これは、主に北米(アメリカ、カナダ)の大学への外国人入学希望者が求められている資格です。文科省は、将来、日本の大学受験者にも、この資格を求める方向性であると発表しています。

そしてIELTS(アイエルツ)ですが、 the International English Language Testing Systemの略で主に英国の大学やオーストラリア、ニュージーランドの大学に入学するための語学力資格です。また、それらの国々で働く外国人の語学条件にもなっています。IELTSは、最近、米国やカナダの大学入学資格の1つにもなっています。
 
IELTSは読み・書き・話す・聞くという総合的な英語能力が試験で試されます。模擬試験を受けましたが、なかなか手ごわいです。特に書く(writing)のが、難関です。図表を示されて、それを説明するものやProblem & solution という「社会問題を解決するための考えを述べる」という小論文のようなものは、定型に則り論じないと点数が取れません。
 
それでも、試験対策をおこなうことで、改めて自分の弱点を確認できるので、私としては、有難く受け取っています。特に、私に不足しているのはボキャブラリー(語彙)です。スポーツ関係の語彙には苦労していませんが、分野が違う「政治」「経済」「環境問題」「経営」などの分野になると、初めてお目にかかるような単語、熟語、表現ばかりです。
 
ボキャブラリーを多く理解し、実際の場で使えるようになることで、私の「ボケぶらり」予防になるのではと期待しています。 
 
英語の資格について、詳細を知りたい方は、こちらからどうぞ。 http://www.examenglish.com/

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