昨夜は、盆踊り大会でした。会場はカンボジアの首都プノンペン市の新興地域で高級住宅街に隣接した展示場です。その展示場の壁を3部屋分取り除いた広いスペースです。乾季のこれからは、富裕層の結婚式場になります。
「盆踊り」は、名前の通り、本来は、お盆の季節に行われます。先祖を迎い入れ供養する盂蘭盆会(お盆)と結びつき、「盆踊り」となったと言われています。
鎌倉時代になると、仏教行事の意味合いよりも、民族芸能として重点が置かれ、娯楽的な要素を色濃くしていきます。そして江戸時代に入ると、盆踊りは地域の人々の交流の場や男女の出会いの場になってきました。
ここカンボジアのプノンペン市でも、在住のカンボジア日本人会が盆踊り大会を主催して、今年で11回目を迎えました。主旨は、日本人そしてカンボジア人との交流です。日本大使館から公使や、プノンペン市副市長も来賓として招かれました。
私は、日本人会の新米役員として入場者の受付業務を担当しました。着用しているのは役員用の法被ですが、その下には船橋市の幼稚園ママさんバレーチームから頂いた作務衣を着用して業務に当たりました。下駄は、夏休みに一時帰国した折に長女からプレゼントされたものです。
プログラムには、リードダンサーと書かれている項目がありました。始めは何のことやら、盆踊りの指導をしてくれる人かなと思っていました。正解は、カンボジア日本交流センターというのが市内にあるのですが、そこのカンボジア学生さんたちが30数名ほど浴衣を着て櫓の上で踊る人たちのことでした。
着こなしもなかなかで、最近の日本で見かける若い日本人よりは帯の結び方などもビシッと決まっていました。但し、足元は、下駄ではなくサンダルです。それもカンボジア的で良いものです。
子供神輿も新調しました。役員法被も不足分を作りました。今年の入場者は、カンボジア人も含めて昨年同様か、少し多い位の約3800名でした。
これだけ多くの日本人が一堂に会するのは、めったにありません。まさに盆踊りは交流促進の手段としては最適です。
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