日本では今がお盆であるように、こちらもお盆である。
正確には22日から24日までで、首都の主要な商店は従業員が田舎に帰り、シャッターも降ろされている。カンボジアは日本と同じ仏教の国である。正確には日本が大乗仏教でカンボジアは小乗仏教で、小乗のほうが元の仏教に近い。
普段練習をアドバイスしているプノンペンの警察チームのアシスタント・コーチから彼の田舎に来ないかと誘われた。カンボジアの国を知る良い機会なので、彼の車に乗ってプノンペンから4時間ほどかけて彼の実家のあるカンポンチャン州に向かった。
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(プノンペン市内を出てすぐに、砂ぼこりの舞う道路を30分ほど走った。このあたりはまだ舗装されていない。道路脇の住民たちも家々の窓をしっかりと閉めきっていた) |
宿泊は、そのあたりでは最上級のホテルで、メコン川の側にあった。見たことがあると思ったら、選手発掘で一番最初に来た町のホテルであった。一泊3千円であった。
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(メコン川は広い。遠くの橋は、日本政府が寄贈した「きづな橋」) |
彼の実家にも寄った。50年前の日本にあるような田舎の家屋であった。2家族が住んでいる小さな家から子供たちが5~6人ぞろぞろ出てきた。彼のお母さんにプノンペンから買ってきたケーキを手渡して挨拶をした。言葉は通じないが、お互いニコニコして明日一緒にお寺にお参り行くことを約束して別れた。
翌日、彼の車に家族総員11人ほどが載ってお寺に向かった。お寺には、日本のようにお墓がない。お坊さんの念仏や有難いお話を聞いて下山した。
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(細くて長い急な階段を登って本堂に向かう) |
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(本堂でお坊さんのお話を聴く。お坊さんは山吹色の布きれを身にまとっている)
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(おおきな涅槃像) |
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