2014年9月4日木曜日

Sep.3,2014 私のチアーダンサー

「チアー」とは、フットボールの試合などで観衆の応援をリードする女子学生の応援団員のあの「チアー」である。正式には、チアーリーダー(Cheerleader)という。

試合中に応援する言葉に”Cheer up! We can still win.”というのがある。意味は、「元気出して! まだ勝てるよ!」。Cheerとupの両方にアクセントを置いて発音する。

私のチア・リーダーは、6月に市内の市場で買った大理石のアプサラの踊子像であった。アプサラの踊りとは、9世紀頃に生まれた宮廷舞踏のことで、アプサラは「天女・天使」とみなされ、踊りは神への祈りとして捧げられた。
(ホテルやレストランなどでなどで踊られる。衣装の美しさにも目を引かれる)

8月の一時帰国時に、この像をお土産に持ち帰った。

自宅でスーツケースから取り出す時に誤ってその踊子像をフローリングの床に落としてしまった。踊子像は、左足指の付け根からポッキリと折れて台座と離れてしまった。

その夜、2か月ぶりに我が家で布団を敷いて寝ようとして足をシーツに引っかけて小指の爪を半分剥がしてしまった。白いシーツには赤い血が浸みていった。翌朝、落として壊れてしまった踊子像を見て驚いた。剥がした爪は左足の小指。踊子像の台座と剥離した部分も左足の小指。

家内に報告したら「あなた、それは踊り子の祟りだわ」と言われた。

日本で、そのようなこともあったので、カンボジアでもう一度、踊子像を買い求めて私の部屋に置いておこうと思っていた。

きょうの試合終了後、仏像などの専門店に行き、少し金額を奮発して、今度は割れにくい木造のアプサラ踊子像を買い求めた。
(値段の交渉は全てカンボジア語で行った。最近伸ばし始めた私の口髭の効果があったのかどうか500円負けさせることに成功した)

私のチア・ダンサーとして大事にしていきたい。





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