2015年9月6日日曜日

06,Sep.2015  FIVB Women's World Cup in Japan - day 10-2

昨夜の日本とUSAの試合の結果は、USAの勝利でした。日本は、この大会でのオリンピック出場権獲得ができませんでした。

日本 - アメリカ 1 - 3 (25-20, 23-25, 20-25, 10-25)

技術成績は、アタック 49-59, ブロック 5-16, サーブ 2-7, 相手ミス 22-13と、小柄な日本がやらなければならないサーブはUSAが勝っていました。ブロックは、2セット目以降に日本の攻撃陣の特徴が読まれて、日本のスパイクコースをUSAに押さえられていきました。

4セット目は、日本は、ベンチの選手を出しましたが、打開はなりませんでした。厳しい言い方になりますが、日本は2012年ロンドンオリンピックの銅メダル獲得以降、新戦術の開発に成功していない、ということです。2012年のチームは、近年の日本女子チームには珍しく185cm以上の動ける長身選手が揃っていました。そして、彼女たちが中心になって大活躍してくれました。

最終日の今夜の日本対中国の試合にて、リオ・オリンピック出場権を獲得する2チームが決まります。セルビアは今夜、格下のチームとの試合ですので2位以上に内定です。そして、中国が日本に勝利すれば、中国が4度目の優勝とオリンピック・チケットを獲得します。中国が日本に敗退し、USAが今夜の試合でドミニカに3-0、3-1で勝利すれば、勝敗で中国に並び、勝ち点で中国に1点勝り、逆転で第2位になります。中国が2-3で日本に敗退して、勝ち点で同点となっても、USAが得失セット率で優位です。

ここで、日本、中国、USA、ドミニカの各国協会の思惑が揺れ動きます。昨夜の試合の敗退で、日本はこの大会で2位以内の可能性は無くなり、5位が内定しました。来年5月のアジア予選兼世界最終予選(東京)を考えれば、アジア各国は強い中国が今回の大会で優勝してアジア予選会のほうには来て欲しくないと考えます。

北米各国も、USAがドミニカに3-0で勝利し、中国が日本に敗退すればUSAが逆転で2位になり、オリンピック・チケットを獲得し、北米予選には出場しなくなり、ドミニカはじめ他の国にオリンピック出場の可能性が出てきます。

・・・どうなるか、わかりませんが・・・中国は強いです。それでも、日本チームは、協会役員にオリンピックへの道への可能性への計算は任せて、選手達は最善を尽くすべきです。まずは日の丸を背負っている矜持を持ち、そして当日足を運んでいただいたファンの方達に最後まで諦めないプレーを見せて欲しいです。

オリンピックへの道は、まだ閉ざされていません。まだ途上です。この大会の最後の試合で、アスリートとしての自分を進化させてください。


<順位/第10日>

勝敗  勝点 得失セット
09-01   27    27/06    中国
09-01   24    28/09      セルビア
08-02   25    26/07    アメリカ
08-02   24    27/08     ロシア
07-03   22    26/11     日本
05-05   16    18/18     ドミニカ共和国
05-05   15    16/16     韓国
04-06   11    13/20     アルゼンチン
03-07   09    10/23     キューバ
01-09   04    07/27     ペルー
01-09   03    04/27     ケニア
00-10   00    00/30     アルジェリア

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