結果は、 USA - 日本 3 - 1 (25-23, 21-25, 25-11, 25-14)でした。
photo by FIVB (パスがネット際のセッターであるクリステンセン198cmに返ると高い位置からのセットがあり、クイックは日本のブロックの上方を通過して決まる) |
日本の若い二人の勢いに引っ張られるかのように、中堅の清水も動きが良くなってきました。若鮎の二人に共通しているのは、空中バランスの良さ。肩甲骨周りの柔らかさ。従って、スパイクも、ブロックアウトを狙ったり、ブロッカーの指を狙ったスパイクを打つことができます。サーブも、攻撃的なサーブを実行していました。体幹が更に強化されると、パワーが増してきて更に強力なサーブを実行できるでしょう。
メダル候補の1つのUSAに対して、日本は、攻撃的なサーブで相手レシーバーを崩し、スパイカー数を限定させていました。一方的な点差にならないところが、昨年までのチームと大きく違うところです。1セット目と2セット目のように、常に僅差の2点差で展開していくことで、相手も余裕を失い、ミスが出てきます。
4セット目に入って、日本のサーブがネットにかかる場面が多くなりました。これは、トスが低くなってきて、ボールのやや上方をヒットしているからです。従って、4セット以降のトスの高さを若干気持でボール1個分高くするような調整(ajustment)が必要と思います。
また、3セット目以降は、日本の集中力が切れていたように感じます。たかだか2時間ほどのゲームです。日本人の持つ特性の1つである「粘り強さ」、つまり、「諦めずに継続する集中力」の養成も課題です。そのためには、限界での練習が必要です。時には、そのためにチームが崩壊するときもあります。世界のトップのチームは、多かれ少なかれ、そのような限界の境で必死に練習しています。
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