8月からずっと講習会等が続き、慌しく日々が過ぎていった。今週は、少し腰を落ち着けて、資料の整理などに時間を割くことができる。週末は、全国ソフトバレーボール・レディース&メンズ交流大会が石川県金沢市で開催される。私は大会副委員長に任命されているので、2泊3日の予定で出かけてくる。次週の土・日は秋田県秋田市にて日本バレーボール協会主催の公認ソフトバレーボール・リーダー養成講習会に講師で2年ぶりにお邪魔する。
きょうの午前中は、コスモス幼稚園PTAママさん(15名)の練習日。前回から、若いママさんたちに「戦術(tactics)」を指導している。他のコートも、きょうは全てママさん達が占拠している。
「戦術とは自分達チームの強み(Strong point)を相手チームの弱み(Weak point)に当てること」と説明した。具体的には、サービスでの攻め方を説明した。まず、サービス順を決めること。ママさんたちは、今までは、サービス順など考えたことなど無かったと言っていた。サービス順の1番は確実にコート内の狙ったところに入れることのできるサーバーを配置する。2番、3番、4番はスピード、パワーのあるサーバーのエース級を配置する。何やら、ベースボールにおけるバッターの順番に似ている。コースの指示は、相手のエースアタッカーから一番離れているところに打つこととした。サービスを打つ位置は、ターゲットのレシーバーに最も近い距離から打つこと、とした。
例えば、相手チームのエースアタッカーがレフトであれば、サービスの狙いどころ(ターゲット)は、バックライトになる。できれば、レシーバーの正面よりもレシーバーとレシーバーの間、レシーバーとサイドラインの間(Golden zone)にサービスを打って、レシーバーを動かしてレシーブさせるとミスが生じやすく効果的だ。サービスを実行する位置は、自コートバックレフトの後方になる。一応、これがサービス戦術の基本。
練習を終えて、体育館のロビーと言うか廊下でMeetingを行っていたところにメンバーの1人が平服でやってきた。手にはスポーツ飲料などのペットボトルをメンバー人数分、差し入れとしてポリ袋に入れて持っている。
「できました!3人目です」。
メンバーの顔が、ぱあーっと明るくはじけた。「おめでとう!」「先、越されちゃった!」
ヤング・ママさんバレーチームの場合は、お目出度(めでた)が続くと9名のメンバー確保が難しくなるのが普通である。しかし、このチームのメンバー総数は18名。まだまだ、お目出度が続いても大丈夫なところが、このチームの最大の強み。数は力である。おめでとう~!
0 件のコメント:
コメントを投稿