昨夜のパーソナル・コーチングに続いて、今夜は4人でのグループ・コーチング。4人と言っても、American hight school girlsは2名と昨夜と同じご両親の計4名。今夜は、コート1面を使ってネットを張り、実際にスパイクの指導を行った。
高校生達は、まだbeginners(初心者)で、手取り足取りの細かな指導を行った。基本は、ボールを投げること(throwing)とボールを受けること(catching)。目標に、長短、強弱や高低をつけて、正確に投げることができれば、サービスやスパイクをマスターすることは容易である。また、相手から投げられたボールを体の正中線(正面)で受け取ったり、強いボールを弾くことなくドッジボールのように両手でしっかりと掴むことができたり、長短、高低のあるボールを速やかに下点に動いて捕捉できれば、パスやレシーブをすることは、さほど難しくない。初心者には、、もっともっと、各種スローイングや各種キャッチングを遊びの中でやらせるべきである。
スパイクの難しいところは、空中でボールを打つことである。ジャンプのタイミングやネットと言う障害物を越えてボールを相手コートに入れることは簡単なことではない。なぜなら、通常の生活に、そのような身体活動は、ほとんど無いからである。まず、始めたのは、ネットを挟んでネットから1m離れて私と生徒が立つ。私がボールをネットを越えて空中に放り投げる(トスする)。生徒が、そのボールをネットより高いところでキャッチする。まずは、ここからスタート。次のレベルは、そのキャッチしたボールを持ったまま着地(landing)したら、すぐさまジャンプしてネット越しにサッカーのようにオーバースローイングして相手コート内にボールを投げ入れる。And then(次に)、コーチからネット越しに投げられたボールをジャンプしてキャッチしたら、空中ですぐさま相手コート内に放り投げる。次は、コーチからネット越しに投げられたボールを空中で両手の平を使って「パチーン」と相手コートに打つ。・・・次に利き腕で打つ・・・と言う具合に進んでいく。
腕のスイング(ボールを打つ:hitting)は、壁に向かって3m~4m離れて立ち、壁近くの床にボールを打ち込み、壁に当たり跳ね返って来たボールをまた床に連続して打つ練習を行う。
助走(approach)の練習も繰り返し行う。まず、3stepsから行う。両腕のテイクバックスウィング(体の後方に引くスイング)、テイクオフ(ジャンプ)を助けるスイングをstepと協調させることも簡単ではない。
90分という短い時間ではあったが、以上のメニューをこなして今夜は終了した。次回は来週の金曜日と決まった。同じ動作を300回繰り返すことで、基本はある程度できるようになる。急がば回れ。バイオメカニズム(運動生理・力学)的に正しい動作で、繰り返し行うことが大事である。ビギナーは、まず一日に10回を3セット行うところから始めて欲しい。10日後には、動作がスムーズになっていることに気付くであろう。そうしたら、次にはダイナミックに距離、高さ、回数、スピードを増していけばよい。更には、同じスキルの連続、違うスキルと組み合わせて、複数のプレイヤーと一緒に・・・と進めていけば良い。
0 件のコメント:
コメントを投稿