全日本男子バレーが危機に瀕している。いや、危機は1990年代から始まっていた。今や、日本の男子バレーが崩壊してしまったかのようだ。4年前の北京オリンピックに16年ぶりに出場を果たすも、全敗で最下位。今年のLONDONオリンピック、アジア最終予選ではオーストラリア、イランに敗退した。植田監督は、辞表を提出。
きょうの朝刊で朝日新聞には載っていなかったが、さすが日本経済新聞は隅のほうであったが、男子バレーを取り上げていた。
昨日、ワールドリーグ出場権をかけた入れ替え戦(プレイオフ)で日本男子は、イランに2敗して来年度のワールドリーグに出られなくなった。実は、2011年の昨年も成績が振るわず、今年と同じように出場権をかけてプレイオフに回る予定であった。しかし、3.11の東日本大震災、福島原発事故の影響で試合が全てアウェイ(相手国での試合)であったことが考慮されて、プレイオフを免除されて本戦に出場していた。ところが、参加した16チーム中15位の成績だったので、また入れ替え戦(プレイオフ)に出場することとなった。それも同じアジアのイランとの入れ替え戦と言うことになった。結果詳細は下の通り。福澤と清水のエースはがんばったようだが、全体的に日本のミス(26点)が多かった。ブロックも相手が10点と圧倒。サーブ得点はない。
日本のバレーの良さは、ミスの少なさにあるはず。これでは、いかん。
【イラン・テヘラン】
09月07日(金) 19:00 07 イラン - 日本 3-0 (25-19, 25-14, 25-23)
09月09日(日) 19:00 08 イラン - 日本 3-0 (25-16, 25-17, 25-21)
ブロック 10-3, サーブ 3-0, 相手ミス 26-16
来年度の出場チームがこれで決まった。日本は経験を積むべき大事なリーグ戦に出場するチャンスを失くした。さらにFIVBのポイント制にとっても不利になり、日本男子は、今後ますます苦難の道を歩むことになるであろう。
日本バレーボール協会は抜本的な対策を取らなければ、日本から男子がバレーを行う姿は消えてしまう。バレーボールは女子のスポーツとなってしまう。
<ワールドリーグ2013出場チーム>
1 ポーランド
2 アメリカ
3 キューバ
4 ブルガリア
5 ドイツ
6 ブラジル
7 フランス
8 ロシア
9 セルビア
10 アルゼンチン
11 イタリア
12 カナダ
13 フィンランド
14 韓国
15 イラン (←日本)
16 オランダ (←ポルトガル)
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