昨日から始まったバレーボールのビッグイベントで選手の腹部に会場の床の木片が刺さるアクシデントが起こった。
TVで丁度その場面を見た。パナソニックの選手が試合前のアップをしていて、一人がスライディングをした。何か腹部を手で押さえている。床材が42cmも剥がれて、鋭利な先端部が腹部に突き刺さったのだ。
会場は、大阪府立体育館。私も昨年までは仕事で毎年訪れている立派な体育館だ。バレーコートは4面取れる。このような事故は学校の体育館でも事例があると報告されている。しかし、まさか、あのような日本を代表するような施設でこのような事故が起きるとは!後日、体育館の管理会社は調査されるであろう。
負傷した選手は大事を取って府内の病院に入院したと聞く。腹部に刺さった木片は約15cmで5針縫った。大事に至らねばと祈るばかりだ。
体育施設の専門家に言わせると、体育館の床材は25年~30年で張り替えたほうが良いということであった。床板の張り替えは基礎工事、撤去費込みで、1㎡当たり2万5千円~3万円かかるという。
全国の床張り体育館は、今頃緊急チェックに入っていることであろう。床材が浮き上がっているかどうか異変をチェックするには2通りある。1つはバスケットボールを床にゆっくりと小刻みにドリブルして異音やバウンドを確かめるやり方。もう一つは、モップを使って、床を拭いた後にささくれ立った木片にモップの繊維が絡まっていないか目視で確認する方法がある。
大会終了は来週月曜日。その日までは応急処置で、気になる部分に粘着テープを張る作業で対応している。
安全への配慮は全てに優先する。床の管理、今の木材を使用した床のあり方でよいのか等、課題を検討して早急に対策を講じる必要がある。
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