「全国大会に行きたい」。レクリエーションスポーツのママさんバレーボールでも、明確に全国出場という目標を掲げているチームは、少ない。レクリエーションはレクリエーションでも、全国大会があるのであれば、それを目指したい、と考えることはそれ自体健全な考え方であると思う。
しかし、ママさんたちは、すでに学生ではない。学生のように勉学と部活に一心不乱になって青春を謳歌する年代ではない。身体の方も、40歳を超えるころには膝・腰あたりからきしみや痛みが生じてくる。ママだが、ままならぬ自分の体・・・おっとオヤジギャグが出た・・・。
家庭では、仕事を持っているママも多く、お父さんを抜いて、今や大黒柱になっているママもいる。子供たちは中・高校生だから手がかからなくなってきた。40歳初頭のこの年代は、最後のチャレンジの年代なのでしょうね。
そんな彼女たちの心意気に私も打たれ、今夜は5回目の練習に参加した。内容は練習試合の中で基本の重要性を再認識し、新しい戦術を身に着けるというもの。新しい戦術といっても、最近はやらなくなった昔の9人制バレーをやるということ。特にリバウンドプレーからの攻めを練習試合で徹底してやることにした。
サービスと強打以外のレシーブは全てワントスにすること。つまり、2段攻撃をしかけ、トスがネットから離れて打てないようであれば、他のスパイカーにトスをする。打てるボールはリバウンドするために相手ブロッカーの指を狙って軽打する。この時のタイミングをややずらした打ち方がコツである。跳ね返ってきたボールをスパイカー自身がネットプレーで他のスパイカーに平行気味にトスする。ブロッカーはその時には乱れているので間チャンや吸い込みを誘発する。または、ブロッカーのオーバーネットを誘発する。トスが近い場合はリバウンドをどしどしやった方が良い。そして、サーブのコース打ちである。サーブレシーブのタイミングも合ってきた。
今夜の練習試合の相手は、数年前に全国ママさん大会に出場しているチームで県大会でも常にベスト4以上の強豪である。練習試合の中で、課題以外のプレーでもミスがポロポロ出てくるが、そこは目をつぶって、まずは今の課題をしっかりと70%以上達成できることを目標にする。
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