まあ、ざっとこのような記事が、今朝の日本経済新聞で報道された。
(本日8月28日付朝刊社会面) |
従って、子供達に必要なのは、英語を学びたい!との意欲を喚起する体験が必要である。授業
で担任を補助する外国人のALT(外国語指導助手)との接点を増やすのも良い。スポーツであれば、海外に住んでプレーした経験者をゲストティーチャーで招いて映像を用いて話を聞くのも良い。画像や動画は生き生きと海外を語ってくれる。
私は23歳で青年海外協力隊に参加し、バレーの指導を通じて文化、文明を学んだ、と言うと格好いいが、一番学んだのは、人情と食べ物であった。言葉は、指導するうえで、コミュニケーションのために必要不可欠なので、フランス語とアラビア語を必死で学んだ。指導は論理的構造のフランス語で、日常生活ではアラビア語で過ごした。
言葉を学んだからと言って海外に出る意欲向上に短絡的には結びつかない。語学学校に通うシニア世代が外国語を学ぶ理由は、例えばルーブル美術館で本物をじっくりと鑑賞したいからとか、ケニアで自然の動物に近づいて見たいとか、日本より困っている人があの国にはいるから私でも役に立てるとか・・・である。外国語に触れていると海外に行きたくなるわけではない。海外に行きたいから学びに来ている。
学ぶことは手段なのである。
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