高校生であるならば、8月の全国高等学校総合大会(インターハイ)、1月の全国高校バレーボール選手権大会(春高バレー)の2つの全国大会に学校単位で出場できる。10月開催の国民体育大会は一般的に選抜チームが多い。
中学生バレーボーラーにとって、全国大会に出場するためには、自分の県で優勝することではなく、この「関東中学」で上位8チームに入賞しないと全国への出場の権利がない。関東ブロックでは男女とも東京のレベルが高い。今回もその傾向が如実に出た。
男子は全国代表の8チームのうち5チームが東京都。女子は、なんと東京都代表8チームのうち7チームがベスト8に進出し、全国代表の切符をほぼ独占した。東京都代表の女子7チーム全てが中高一貫だ。 区立北沢中学バレー部は、中高一貫校ではないが、下北沢成徳のチームと連携している。
東京都の強さはどこにあるのか?まず、熱心な指導者の存在が一番の理由である。次に、中高一貫校の強みというのも確かにある。受験を気にせず勉学・練習に打ち込める。高校チームと練習試合などがすぐできる環境にある。そして、意外と知られていないのが、練習試合を東京都のチーム同士で頻繁に行っていることだ。えっ、ライバル同士がどうして?
その理由は、最初に述べた全国代表を決めるシステムにある。関東大会では、東京都代表の8チームは、ベスト8までは対戦しない組み合わせになっている。従って、ライバル同士、都内に集まってベスト8に入るために腕を磨き合えるわけである。
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