昨夜のTV観戦は、埼玉県の川越線にある日進駅の近くの小料理屋さんの店内で見た。実は、FIVBインストラクターの足立さんが、2日前に帰国されたので、ささやかであるが関係者だけで帰国報告会が催され、私も顔を出した。
参加者は、一昨年、昨年と日本で開催されたFIVBコーチコースの受講者が10名ほど。そこに、最近お顔を出すようになったのが、高校女子バレー界で活躍された伊藤先生(市立川越商業監督、世界女子ジュニア大会で優勝監督、今年度より江戸川大学女子バレー部を創設し監督に就任)。
足立さんは、8月上旬にタイ国でのFIVB講習会(レベル1)に講師で2週間滞在。終了の翌日には、イラン国でのFIVB講習会(レベル2)に飛び、更に2週間の講師活動を務めた。約1か月ぶりに飲まれた日本のビールの味は格別のようで、笑顔がこぼれた。
参加した皆が知りたいのは、ここ2年前に急速に力をつけてきたイラン男子ナショナルチームの動向、練習内容、以前イタリア代表監督でオリンピック金メダル以外の全ての国際大会で優勝したべラスコ監督との会話。確かにべラスコ監督就任後のチーム成績は急上昇してきた。イラン国内では、サッカーの次にバレーボール男子が人気スポーツ。
2011年にべラスコ氏が監督に就任しアジア選手権大会で初優勝(2009年はイラン人監督で準優勝、日本が優勝。2011年の日本は5位)を遂げ、同年のワールドカップでは強豪のセルビア、2位になったポーランド、アルゼンチンに勝利して、最終的に5勝6敗の9位という成績を上げた。先月終了した20チームでのワールドリーグでも9位という成績を上げた。ちなみにゲーリーサトウ新監督を迎えた全日本男子は20番目。足立さん曰く、イランは既にアジアでトップの位置にあり、目指しているのは世界トップ4であるということ。私は、こう思う・・・べラスコ氏は、オリンピックでの金メダルを狙っている。彼が手にしていない唯一の金メダルがオリンピックでの金メダルである。
9月末からドバイで開催されるアジア選手権大会で全日本男子は決勝トーナメントの上位でイランと対戦することになろう。イラン、韓国、日本、オーストラリア、中国、インド・・・このあたりの国々で熾烈な戦いが繰り広げられる。
イランと日本バレー界とのつながりは、以前にもあった。1960年の世界選手権大会に出場の全日本男子のメンバー松本文彦(シチズン時計)さんが1998年に指導されている。そして、その年に28年ぶりとなる世界選手権大会に出場を果たした。その後、セルビア人のガイッチ監督、自国人の監督、2011年から今回のべラスコ監督と続いてきた。
15年前であろうか、松本さんが海外のどこかの国に熱い国に指導に行かれ、帰国されてたときに新宿の居酒屋で紹介されたことがある。そうか、その国はイランであったのか! 目玉が大きくてギョロッとされていて60歳代の同じお仲間の方達から「松ちゃん」と呼ばれていたことを思い出した。確か・・・その数年後にお亡くなりになったと聞いている。・・・また話が長くなるので、今日はこの辺で・・・。
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