2013年9月2日月曜日

Sat.-Sun.Aug.31-Sep.1,2013  青森県弘前市へ

本日から明日までは、青森県弘前市にて日本バレーボール協会公認ソフトバレーボール・リーダー養成講習会での講師活動。

振り返れば、東北ブロックにおいてのソフトバレーボール関連の講習会で青森県にまだ来たことがなかった。日本体育協会主催の指導者講習会では10年ほど前から講師として招かれていたが、ソフトバレーボール関係ではまったくなかった。それが、今回実現した。

自宅を6時に出て羽田を8時に発ち1時間ほどで青森空港に着いた。東京と比べて気温は5度ほど低かった。空港には、連盟会長の坂本さんが出迎えてくれた。そこから弘前市の近くにある岩木山中腹にある「いわき青少年スポーツセンター」の会場まで車で1時間ほど。坂本さんと県内のソフトバレーボール事情のこと、私からは日本連盟のことなど、すでに車中で講義のウォーミングアップが始まった。

午後からの講義のスタートでテーマにしたのは「競技スポーツとレクリエーションスポーツ」。分類として、ソフトバレーボールは、競技スポーツではなく、競技的にも楽しめるレクリエーションスポーツであることを解説した。更には、勝利主義と勝利至上主義との違いも解説した。
(2日目には研修会参加の15名の方も加わり47名で実技講習)

夕方には、青森県バレーボール協会会長の春藤(しゅんどう)先生と指導普及委員長の斎藤先生のお二人が駆けつけてくれた。そして、受講者の半数の15名と役員10名が会場内にある食堂で夕食を兼ねての楽しい懇親会が催された。飲むほどに酔うほどに地元の言葉が飛び交い、山形県出身の私も最後には津軽弁が地中海地方のフランス語に聞こえてきて意味不明状態になってきた。

この度の受講者は20歳代が圧倒的に多い。それも半数以上が女性である。ほとんどがソフトバレーを始めて3年ほどで、もっと上手になりたい、審判技術を覚えたいという意欲ある若い人達である。

春藤先生からは、嬉しい報告があった。6月に行われた「東北高等学校バレーボール選手権大会兼NHK杯」にて青森県協会初めての青森県男子チーム同士で決勝を行ったこと。優勝が五所川原工業で準優勝が春藤先生が永らく監督を務めたいた弘前工業。弘前工業高校の監督は同校OBで春藤先生のご子息である。私も10年間講習会で講師を微力ではあるが務めさせていただき、少しは責任を果たせているかなとホッとした次第である。

決勝戦に県勢が残るということは、その2校の指導者・選手の努力の結果であることは勿論であるが、県内の他のライバルチームのの底上げが図られているからこその結果であると私は思っている。すそ野が広く、厚みがあれば、頂上も高くなる道理だ。女子のベスト4に弘前聖愛(昨年3月まで春藤先生が校長を務めていた)が入り、第2代表の三沢高校も1回戦の秋田北高校戦でフルセットの惜敗であったが、ここを突破していればベスト4以上であった。

9月21日(土)に青森県で開催される「指導者研修会兼日本体育協会指導者資格更新研修会」では「ブロックとディグ」のテーマで10年目の講師を務めさせていただく。春藤先生とまた会えるのが楽しみだ。

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