NHK朝の連続テレビドラマ「あまちゃん」が終了した。ほぼ毎日、録画で見た。
出演者も良かったが、脚本の岩手出身の宮藤官九郎もいがった。音楽の大友良英もいがった。
山形県出身の私にとって東北人の思いはわかりすぎるほど共感できる。東北人は厳しい自然といつも共存してきた。たとえ乏しくとも、海の幸、山の幸に感謝しながら生きてきた。たとえ貧しくとも隣近所互いに不足しながらも更に不足している近隣に物を分け合って生きてきた。
東北の人は、災害に会うとよく「しょうがねべ」と笑う。これは、諦めの言葉ではない。これは、いつまでも起きてしまったことを嘆いていないで、前に進もう!という合図なのだ。恰好いい言葉はスラスラ出てこない。見た目は鈍臭い。しかし蟻のように黙々と努力を継続し続けるのが東北人だ。
そんな東北人が主役のNHK「アマチャン」は久々に爽快で、ほろ苦く、悲しく、面白い番組であった。最終回に拍手。
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