2013年9月7日土曜日

Sat.Sep.7,2013 東京オリンピック招致なるか?

本日は、千駄ヶ谷にある日本バレーボール協会事務局に電車で向かっている。日本バレー協会審判規則委員会規則部会がそこで開催される。具体的には、来年度のルールブックの第1回目の編集会議である。自宅近くのJR西船橋駅駅から、乗り換えなしの45分で着く。着くまでの間に、新聞を読み、このブログを打っている。

さて、東京オリンピック招致であるが、新聞報道によれば、猪瀬知事は7日の最終プレゼンについて「これまでの集大成。東京の安全性、強固な財政力、大会運営能力、何より五輪開催への情熱をIOC委員に訴えたい」と述べた。記者会見には最終プレゼンで登壇するフェンシングの五輪銀メダリストの太田雄貴選手らも同席。太田選手は「世界中の若者に夢と希望を与えたい」と話した。

ちょっと気になったのが、「情熱」の主体者。主体は東京ではなく、東京を訪れる選手、大会関係者、観光客ではないのかな?ということ。プレゼンテーション(スピーチ)で共感を得るポイントがある。それは、話の中で主語を私(I)や私達(We)から始めるのでなく、貴方や貴方(You)から始めることが大事だ。

今回の最終プレゼンの相手はメディアでも、一般大衆でもない。約100名の王族や貴族である。彼等のプライドを"You"で揺さぶって欲しい。

例えば、お団子の例で恐縮だが、「私は美味しいお団子を準備しています」というのと、「貴方は、美味しいお団子を召し上がることができます」というのでは話を聞いている人の受けとめかたは違ってくる。

例が良くない!?
これではどうですか?
「私は貴方を必ず幸せにする」というのと「貴方は私と一緒になることで必ず幸せになる」

願わくば、"I"から話を始めても良いので、次に"We"をつなげて、締めくくりを"You"にして、相手を主語にして頂ければ、良き結果に近づけるのではないか。わが国の首相もアルゼンチンに飛んで招致演説を行う。安倍さんのお爺さんの岸信介さんは1964年の東京オリンピック招致に奔走した当時の首相であった。お孫さんもお爺さんにあやかって2020東京招致を成功させて頂きたいものだ。

最後に、太田さんの「夢と希望を与えたい」という発言であるが、夢とか希望はそんな簡単に与えるものでも、与えられるものでもない、と私は思う。私達は、その人が夢や希望を持ってくれるように働きかけ、できることを支援することしかできない。せめて「夢と希望を感じるオリンピックを世界中の仲間と一体になって共有しよう」というレベルの謙虚さでいかがであろうか。

いずれにしと、結果は明日の早朝に発表になる。

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