子供の頃、スポーツを始めるきっかけはなんであったろう?私の場合は、小学生のころ見た高校男子生の練習であった。近くにあった商業工業高校の校庭は、我々子供達にとって格好の遊び場であった。空いている時は、そこで、よく三角ベース野球をやっていた。時には、その校庭で、いや今考えればバレーコートであったのであろうが、男子学生がバレーボールの練習をしていた。当時のバレーボールの練習は、外のコートを使用するのが普通であった。
そこで見たのは、ランニングシャツに短パン姿で泥まみれになって土のコートの上でスライディングを繰り返している練習であった。汗と砂と泥まみれの高校生に男臭さと格好良さを感じ、そのことが中学校に進学して躊(ちゅうちょ)なくバレー部に入った理由であろう。
今の小学生は、何がきっかけでバレーボールを始めるのであろうか?ママさんバレーや家族の影響か?友達?TV?それとも、アニメや漫画という人もいるであろう。最近、週刊誌「少年ジャンプ」にバレーボール漫画が連載されていることを知った。教えていただいたのは、一昨日幼稚園児バレーの件で打ち合わせをした浦安市バレー協会副会長の小野寺さん。自身も小学生バレーを指導している小野寺さんに言わせると、内容は結構面白いという。単行本も出ているという。
本日は、吉祥寺に出かけていた。元著名な大学の客員教授であったK氏と2ヶ月に1度お会いしてお話を聞く日であった。この日は、スポーツ法学に関する最近の事例を3時間、伺うことができた。メディアが飛びつきそうなお話であった。
帰りに、駅ナカにある書店に入り、くだんの漫画本を探した。タイトルは「ハイキュー」。日本語の「排球」をカタカナ読みしたものである。単行本が既に4巻書棚に並んでいた。第1巻を購入し、帰りの電車の中で読んだ。ストーリーとしては、少年野球をやっていた小学生の主人公が、街の電器販売店でふと見たTVに地元高校バレーチームが「春高バレー」で放映されているところから始まる。そしてその地元チームの小さな大エースに感動したやはり小柄な少年は、中学校に進学して、たった一人からバレー部を立ち上げる・・・といったストーリーである。
絵の線が少し粗っぽく気になるが、ストーリー展開は期待を持たせる。今の小・中学生の評価はどうなのであろうか?これを読むことがきっかけでバレーボールを始めるのか、バレーボールをやっている子がこれを読んでいるのか、いずれにしろバレー界にとっては、ありがたいことである。作者の古館(ふるだて)さんには応援して行きたい。
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