(代表的な朝食のクイティウである。ここの店主はベトナム人と言うことで、他の店とちょっとサービスが違う。モヤシたっぷりと付いてきた。このモヤシをクイティウにどっさりと入れて食べるとまた美味しい) |
午前中に、少し時間があったので、近郊に観光に行った。1つは「ワット・エク・プノン」というお寺。11世紀前半に建立されたものだ。砂でできた岩を積み上げて作られた中型寺院である。入り口から入っても入場料の300円を取りに来ない。通訳に聞いてみたら「それは、渡邉先生がカンボジア人に見えたからでしょう」との返事であった。カンボジア人からは入場料を取らないシステムらしい。
長い、長い石の階段を登っていくと、小学生くらいの女の子たちが団扇を持って扇ぎながら付いてくる。他の(と言ってもこの地方まで観光客が来るのは珍しいが)外国人(オーストラリア人)にも団扇を扇ぎながら付いてくる。どこの発展途上国の幼い子供たちは親を助けてよく働く。帰りにはチップを弾んであげた。
次に向かったのは、川を堰き止めて作った沼に向かって昼食を採った。沼では小舟乗った漁師が投網で小魚や雷魚を捕っている。それを眺めながら近隣から家族で小宴会を楽しみにやってくる。
食事が終われば、ハンモックに揺られて風を楽しむ。そうか、今日は日曜日であった。
(ドライバー、通訳そして私の3人分の昼食。鳥の丸焼きと小さな鳥の丸焼きがある。お魚の尾頭付きと違って、鶏肉のお頭付は、ちょっと抵抗がある。しかし、食べ始めたら、そんな抵抗も薄らいだ。人は慣れていくものだ・・・) |
地元の人は、皆、彼がスーパースターと認めいていた。地元協会の役員は私に耳打ちした。「監督、彼のプレーは素晴らしい。4年前にもナショナルチームに入っていた。但し、性格が悪すぎて、昨年の東南アジアゲームには選ばれなかった」
スポーツは人格者がするものというよりは、スポーツを通じて人格者になれると、私は信じている。特にチームスポーツは選手の気持ちをつなげるスポーツである。ラグビーの『皆は1人のために、1人は皆のために』と言う精神は、バレーボールにも当てはまる。
公式戦は、闘いである。血を流す戦いではないが、血を沸騰させるほどの闘争心を発揮させなければならない。良い人、だけでは現場では戦えない。多少、性格が悪いくらいの若者のほうが育て甲斐がある。中卒らしいから、彼の将来のことも含めて考えてあげたい。
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