2013年1月21日月曜日

Sat.Jan.20,2013 チャンピオンはライバルに育てられる

「巨人、大鵬、卵焼き」という流行語を生んだ元横綱大鵬の納屋幸喜さんが昨日19日72歳で亡くなった。
(1967年事前相撲の集いで横綱三段構えををする大鵬と柏戸。勇壮ですね)
 

優勝回数は歴代1位の32回。現役時代の取り口を私もTVで見ている。強かった。強すぎて、時には負ける相撲を見たいと思うようになった。特に、私のひいきにしているライバルの横綱柏戸が大鵬と対戦してコロッと負けると余計にそう思った。柏戸は負けると八の字眉が更に垂れ下がって情けない顔になった。

柏戸は、私の田舎の酒田市のお隣、鶴岡市の出身である。したがって、柏戸は郷土の出身、同じ郷土の血が流れている、とばかり熱烈に応援した。私は、この柏戸がいたからこそ大鵬は、ますます強くなっていったと思っている。

柏戸の優勝回数こそ5回で、大鵬の32回と比べると少ないように見えるが、横綱在位47場所(歴代6位)で決して弱い横綱ではなかった。柏鵬(はくほう)の直接対戦成績は、柏戸:16勝、大鵬:21勝であった。

私は、チャンピオンを讃えるだけでなく、ライバルも讃えたい。大鵬関は、17年前に58歳で亡くなった柏戸関(富樫 剛)と今頃、黄泉(よみ)の国の土俵で胸を借りあっていることであろう。

合掌

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