2013年1月16日水曜日

Wed.Jan.16,2013 橋下市長の入試中止発言

 本日の日刊スポーツの記事から転載する。

「大阪市立桜宮高バスケットボール部の男子生徒(当時17)が顧問(47)の体罰を受けた後に自殺した問題で、大阪市教育委員会は15日、体罰があったバスケット部とバレーボール部の活動を無期限停止することを決めた。
 また、橋下徹大阪市長(43)は15日の記者会見で『体育科の入試はいったんやめるべきだ』と述べ、今年の市立桜宮高の体育科の入試を中止したいとの考えを表明。また『スポーツ指導の場で手を上げることは一切禁止する』と述べ、部活動での指導の徹底的な見直しを表明した。

 橋下市長は『体育科の存在を一から見直して、教員、校長はもちろん、保護者、生徒の意識もあらためてもらいたい』と語気を強めた。市長は、混乱を最小限にとどめるため、体育科の定員80人、スポーツ健康科学科の定員40人の計120人の定員を普通科に振り替える代替措置を提案し、市教委が今後協議する。

 『体育科を受けようと思っている受験生の生徒諸君には、申し訳ない。このまま続ければ大阪の恥です』と理解を求めた。」

私は、今回の問題に対して、市長の並々ならない決意、行動力には評価をしている。しかし、入試を取りやめると言うのはいかがなものか。体育科に入学を希望している中学生、後輩の入学を楽しみにしている高校生の気持ちを踏みにじっていいものか?問題を起こしたのは、大人たちである。子供達に責任はない。大人達が作った隠蔽体質や責任を現場になするつけるシステムこそ取りやめるべきである。マスコミが騒々しい今、一定期間の部活活動停止はやむを得ないとしても、入試を取りやめることは筋違い勘違いというものである。再考をお願いしたい。

調査の結果、問題教員は一掃し、不足の部分は教員免許を有している若い人や定年後のベテラン教員を市の臨時職員として雇い急場をしのぐなどの方策はあると思う。もしくは、地域のクラブチームと契約して練習を続けるとか、方法はある。罪のない子供達の心をこれ以上曇らせてはいけない。

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