選手がミスをした場合、どのように指導をすべきか?
5W1Hで質問するコーチングは、選手の自主性を伸ばす。勿論、その前提としては、基本の構え、ステップ(足の運び)、ポジショニング(スタートの位置)を指導しておく。そして、2人から4人のミニゲームに入る。はじめから6人、まして9人がコートに入ってプレーしても人が多い分、コミュニケーションが難しくなりボールが繋がらなくなるので少ない人数の方が良い。
5Wとは、When,Where,Who,What,Whyのこと。1Hとは、一般的には、How manyのこと。例えば、Dig(スパイクレシーブ)が上手くいかずにボールをコート外に弾いてしまった場合。「おい!何やってんだ?」と結果を叱るのではなく、「Where? 今、何処で構えていた?その位置で良かったのかな? 相手スパイカーの能力、トスボールとネットとの距離などよく観察して、予測した位置で構えていた?」と質問することで、本人が気がつくコーチングの方が上達は早い。観察して、予測して、あとは実行する。反復練習を繰り返す。
そして、できかかっている場面をコーチは見逃さず、褒めて、更に反復する。質問で一番難しい質問は“Why?"。これは大人にも難しい問い方だ。
5W1Hを用いての指導は、選手自身が持っている力を生かすことだ。
2 件のコメント:
こんばんは。いつも楽しみにブログを見ております。大阪の男子バスケットボール部の体罰が影響とされる生徒の自殺事件はショックでした。正直なところバレーボールにおいても現在ですら体罰は陰ながら行われていて、第二の事例にならないか心配です。体罰について以前東レの小林監督が持論を述べています。やっぱりミスや勝敗にまつわる内容で体罰している高校は全国大会に出場させないくらいの縛りをつけないと、バレーボールの発展につながらないように思います。
匿名さん、コメントありがとうございます。
今回の事件を契機に指導法は大きく変わることを期待しています。
暴力(体罰、パワハラ、セクハラ)で優勝しても、スポーツという分野で一番の人間であるということ。我々指導者の目的は、スポーツを楽しみながら社会で一流の人間を育てることではないか。我々よりも優れた教え子を育てることが指導者の歴史を創る。
「あなたが私の指導者で良かった」といわれるだけでなく「君が僕の教え子になってくれてありがとう」と言える関係が強いチームを創ると思います。
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