昨夜遅くロイター通信が報じた。
昨年2月にエジプトの国内リーグで起きた暴動により74人が死亡した事件について、現地時間26日、エジプトの裁判所は21人に死刑判決を下した。しかし、この判決に抗議する人々が暴動を起こし、新たに多くの死者が出る事態となっている。
この暴動により少なくとも32人が死亡し、312人が負傷。死者の多くが銃撃によるものだった。
ムバラク前大統領を退陣させた市民の抗議行動が始まってから2年を迎えるエジプトだが、モルシ現大統領の支援派と反対派が衝突し、死傷者が出るなど政情不安が続いている。
アラブの民主化の道は、まだまだ遠い。隣国中国でも民主化を求めて市民たちが動き始めている。貧しさがその発火点になっている。その点、日本はまだ平和だ。平和ボケしているところもあるが、健全な平和ボケだ。安倍政権も、前回の反省から同じ轍を踏まないように真面目に政治家として働いているようだ。国際政治のかじ取りは難しい。我々一般国民も政治家だけに政治を任せるのではなく、住んでいる地域を通じて政治に関心を持って行こう。我々が愚かであれば政治家も愚かになってしまう。
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