2013年10月11日金曜日

Fri.Oct.11,2013 新聞紙面の心に留まった言葉

私の愛読紙は日本経済新聞。堅苦しい専門紙のようだが、専門の経済紙面の充実ぶりは当然であるが、文化面、教育面も実に充実している。1面トップの短期連載特集も未来予測的な記事が多く、記者の方々の熱心な取材ぶりが伝わってくる。

自宅に配達された新聞は他に1紙ある。こちらは3ヶ月毎にカミさんが2紙の販売員さんと交渉しておまけの多い方に決めている。時々、玄関先でのその交渉事を耳にするが、おまけのつけさせ方が容赦ない。私は年の功で一応、新聞勧誘員の実態、ご苦労を知っているので同情を禁じ得ない。しかし、カミさんは「人の心配よりこちらの苦労をねぎらってね。これであなたもおまけの缶ビールを飲めるんだから」。ハハーッ、仰る通りでございます。カミさんの我が家経営努力には頭が下がります。

そのカミさんが、日本経済新聞の購読だけは止めろと言わない。定年後、今はいいけど、70歳以降は企業年金も切れて厚生年金だけになり家計も苦しくなる。今のうちから節約しなければならない。日本経済新聞の購読料も月4千円かかっている。「よし、日経の購読止めていいよ」とカミさんに宣言したが、半年後の現在も日経は配達されてくる。カミさんの配慮に感謝。

前置きが長くなった。それで、真っ先に読むのが文化面の『私の履歴書』。今月は、ノーベル賞受賞者で分子生物学者の利根川進氏が執筆している。この欄に執筆される方々は日本を代表する政財界人、文化人、経営者の方々である。共通事項がある。恩師、上司、友人との出会いが更なる高みに導いている。いわゆるチャンスに恵まれている。しかし、読み進めていくと、本人の諦めない不断の努力が底流にあってこそ、チャンスの時に実力を発揮して、そのキーマンに認められている。

おっとまた本題から外れた。きょう、心に響いた言葉は、「頑張っても実現できないこともある。でも頑張らないと何も始まらない」(『Wの未来』連載⑤)。

「1歩踏み出す勇気がその人の未来を広げる」とその連載では締めくくられていた。しかし、私の場合、1歩踏み出したにも関わらず、未来が広がった実感はない。恐らく、第二の人生(プロバレーコーチ)の扉を開けるには、1歩踏み出すだけでなく、2歩踏み出す勇気が必要なのであろう。もっと準備しておきなさい、今のままでは努力不足ですよ、という天の声が聞こえる。

明日から2日間、伊豆諸島の新島(にいじま)に東京都スポーツ文化事業団主催の「バレーとソフトバレーの教室指導」で行ってくる。同行の講師は、元全日本選手の大山加奈さん。新島の体育協会会長の前田さんに再会するのが楽しみだ。

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