きょうは、午前中に幼稚園ママさんチームの練習。夜は全国を目指すママさんチームの練習とダブルになった。
午前中は練習試合であったので、ゲームの基本を何かを指導した。攻撃では、特に「壁に向かって打つ」ことを強調した。スパイカーは、一般的に、トスボールを相手コート真下に、つまり角度をつけて力強く打ちたがる。特にママさんは、悪いトスに対しても、身体のバランスを崩しているのにかかわらず力強くスパイクを放ち、多くの結果としてネット中腹に直撃したり、コート外に出したりしている。
このようなミスが多くなると、チームのリズムが崩れてくる。レシーバーやセッターがそれなりにボールをつないだ3球目をスパイカーが単純にミスしてしまうと、それまでボールをつないできたプレーヤーたちの心は止まり、足も止まってくる。
私はこのような時に、スパイカーに「壁に向かって打ちなさい」と指示する。2階席がエンドラインに近ければ「2階席に向かって打ちなさい」と指示する。実際の練習の場合は、2階席、壁、エンドラインの順にターゲット(目標)を定め、打たせる。目的は、リラックスして打たせることである。真下にボールを打とうとすると肩や腕に不要な力が入ってしまい、最終的にコントロールが悪くなってしまう。
力強くスパイクを打つ前には、段階として、上向きのスパイクを打つことから始めると上達が早い。リラックスして柔らかく放物線を描いてスパイクを打てばミスも少なくなる。「バーン!」という音のする強打スパイクでなく「パーン!」という音のするソフトスパイクを初心者には勧める。「バーン!」は、筋力がつけば、いとも簡単にできる。
「柔らかく」「リラックス」は、スピードやパワーを生むための大事な前提条件である。肩の力を抜きましょう。
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