2013年10月7日月曜日

Sat.Oct.5,2013 アジア男子バレーボール選手権大会 第7日

全日本男子が喘(あえ)いでいる。
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで9月28日から開催されている「第17回アジア男子バレーボール選手権大会2013」もいよいよ大詰めの準決勝に入った。

昨日は、他グループの1位のタイを難なく退けた全日本男子は、ベスト4に入り、本日は優勝候補筆頭のイランと対戦した。結果は完敗であった。

ブロック決定本数が日本の3に対してイランは14本と圧倒した。イランの監督はオリンピック以外の全ての国際大会(世界選手権、ワールドカップ、グラチャン、グランプリ、ワールドリーグ)で金メダルを獲った元イタリア男子チーム監督の名将べラスコ氏である。べラスコ氏にとってオリンピック金メダルはどうしても欲しい最後の自己証明なのであろう。

世界一になれば、それで現場を去る指導者もいる。世界一になても、もう一度世界一になりたい指導者もいる。あんなに苦しい思いをして、多くのものを犠牲にして掴んだ金メダルを、再び取るために挑むということは、更に苦難も犠牲も多くなるということ。それがわかっていても挑み続ける。べラスコ氏は、引退してベストコーチとして賞賛を得るよりも、いばらのチャレンジャーの道を歩んでいる。その心意気に同じコーチとして尊敬する。

日本 - イラン 0 - 3  (19-25, 16-25, 22-25) 

日本では、福澤、清水が奮闘した。個人ポイント獲得数では、越川 3, 福澤 11, 清水 11,石島 2,  米山 7というのが主な数字である。

技術統計を見ると、アタック 33-36, ブロック 3-14, サーブ 3-2, 相手ミス 18-23ということで、ブロック本数が圧倒的にイランである。3セットで、14本という数字は驚異的である。

日本は明日、3位をかけて韓国に敗退した中国と対戦。イランは韓国と連続優勝をかけて対戦する。

※日本はイランに敗れ、中国と3位決定戦へ

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