4週に渡って行われた「全国ママさんバレーボール冬季大会千葉県予選会」も本日が最終日。ベスト8からのゲームが千葉市天台体育館で行われた。
2ヶ月前から私がアドバイスを始めた船橋市内のママさんチームもベスト8に残っていた。そして、最初の試合で、結果は0-2の完敗であった。相手に負けたのではなく、自滅での敗退。自分達のミスが多くて負けたということの要因は、基本技術不足とメンタルの強さの不足である。
明白なミスは、サーブである。サーブはゲームにおいて最初の攻撃である。相手に十分な体勢で攻撃させない為にサーブで崩すのが定石である。ところが、狙うべき所にサーブが実行されない。9人制は2回もサーブを打てるにもかかわらず、打たねばならないコースにサービスボールは行かない。観客席で見ていて、これは苦戦するかもと嫌な予感がした。
良いところもあった。サーブレシーブで1番不安のあったバックライトのママさんが最後まで大きな崩れもなくプレーできた。きょう褒める機会がなかったので次回の練習時に褒めてあげよう。
試合後の評価は、敗北すると悪かった所だけの指摘で終わってしまいがちだ。話の最後には、良かったところもあったはずであるから、そこもきちんと評価してあげることで、選手の自信につながる。逆に、勝利の後の評価は、相手のミスで勝ちが転がって来た場合もあるので、ぬか喜びせずに、次の課題を明確にしておくことが成長のためには必要である。
勝敗には、「一喜一憂」ではなく、「一喜一喜」で行きたいものである。つまり、勝負に負けても、ゲーム内容に日頃の練習の成果が少しでも発揮されていれば、プレイでは負けなかったと私は考える。次に向けての小さくとも着実なステップアップになる。小さな努力の成果を評価するのも指導者の仕事である。
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