プロ野球の巨人軍、元監督の川上哲治さんが93歳で亡くなった。
名打者にして名監督とはこの方のための称号であろう。監督に就任してから指導法を学ぶために相当量の本を読んだということだ。監督として11回優勝。その中で9年連続優勝(V9)という成績はまさに偉業。
「ボールが止まって見えた」という川上さんの言葉は有名だ。
実は、私にも低いレベルではあるが、バレーボールのゲーム練習で20歳代に何度かそういう経験がある。スパイクを打とうとして、ジャンプした。ボールを打とうとすると、ブロッカーの腕、手、指そして相手コートのレシーバーまでがまるでスロモーション画像のようにクリアに見える時があった。今考えてみると、その時はバレーボールの練習をやりたくてやりたくてたまらない状態にあり、相当に集中していた時期であった。
自分の心が落ち着いて平静になっていれば、動くものでも止まって見えるのであろう。静と動の面白い関係である。
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