2013年10月19日土曜日

Sat.Oct.19,2013 日本にプロのバレーボール審判員はいるの?

正解は、・・・日本には、まだいません。

サッカー界にはプロの審判員が、6人いるようだ。年収は1,000万円をオーバーする。但し、40歳中ごろに現役引退しその後の生活の問題がある。その点は、サッカー協会の中で職員として審判のインストラクターを務める道があるようだ。サッカー界は先に進んでいる。

本日、日本バレーボール協会事務局の会議室で第2回目の審判規則委員会規則部のルールブック編集会議を行った。前回討議した2人制のビーチバレーをはじめ4人制,6人制,9人制のルールブックの来年度版の初稿を持ち寄って細部を討議した。

11時から初めて、5時ごろに編集会議を終了して、東京体育館近くのスポーツバーに出席者の6名ほどが繰り出した。帰路は私が一番近く、他は神奈川、名古屋、大阪、北海道と遠方から出席している。帰りの新幹線、航空機の出発時間のわずかな時間を6名で審判論から振り込め詐欺まで多岐にわたって楽しく語り合った。6名のうち半数が現役の国際審判員である。彼らから見た国内トップクラスの指導者やトップ選手の素顔も時折うかがうことができる。同じバレーボール関係者でも私の世界と随分違う。

私は選手に技術指導するときには必ずルールにおける反則に触れないように指導する。触れないようにというよりは、時には反則ギリギリ、もしくは反則に見せないようなプレーを指導する。「反則に見せない様なプレー」とは誤解を招かないためにも解説すると、審判員に見えないように反則をやりなさいという指導ではない。特に初心者の審判員に反則に取られてしまいそうなプレーを反則に見られないように上手くプレーするという指導をしている。これも日本協会の審判規則委員会の末席に置かせて頂いている役得かもしれない。

ルールを熟知することは、チームの指導者にとって、とても大事なことである。いかにスキルの指導が上手でも変更されたルールに適応していなければ無意味である。チームの指導者は常に現役のトップ審判員とネットワークを持っておく必要があると思うが、いかがか?

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