明日は、その開所式が行われる。このことは、今年4月の韓国インチョンで開催されたアジアバレーボール連盟評議委員会にて決定されたことであった。アジアバレーボール連盟の理事達も開所式出席のために続々と集まって来ている。
空港でのメディアに対してのインタビューで、FIVB会長のグラサ氏は、以下のように答えた。
「アジアバレーボール連盟本部を移設したのはアジアバレーボール連盟がより活動を活性化できると判断し決定したことで、FIVBはそのことを支援する。
まずバンコクは、地理的にアジアの中心に位置していることで、アジア連盟の役員が集まるには便宜が良い場所である。次に、タイのバレーファンは情熱的で国内のスポーツ発展を牽引している。タイのバレーボールは、今や人気スポーツとなっている。タイ女子ナショナルチームは国際大会でめざましい活躍をしている。
タイランドは、間違いなくアジアにおいて、バレーボールの中心地となるに違いないでしょう
I believe Thailand is well positioned to become a volleyball hub in Asia.」
更に続けて、
「この本部は、アジア連盟加盟国65ヵ国のインドア(6人制)だけでなくビーチバレー(2人制)の発展に関しても大きな働きをすると期待しています。特に、アジアのビーチバレーは、目覚ましい競技力向上を果たしている。バヌアツのような小さな島国のビーチバレーチームは国際的にも活躍している。今後も、このような小国やバレーボール発展途上の国々への最大限の支援を活動を希望する」
私も、タイランドにアジアバレーボール連盟本部が移設されたことを喜びたい。タイランドは、それに値するだけの活動を続けてきた。今回の移設は、私にもチャンスである。私の住んでいるカンボジアのプノンペン市からタイランドのバンコク市まで、なんと飛行機で1時間で行ける。
料金も、正規では片道1万2千円であるが、インターネットで安価なものを探せば半額のチケットも購入できるという。バンコクでは、年間多くの国際試合も開催される。日本の各年代のナショナルチームも頻繁に訪れている。アジアはじめ、世界のバレーボール情報収集には非常に有利な地理的条件のあるところに私は住んでいる、ということが言える。
2週間前にバンコクで開催されたFIVB主催のテクニカル・セミナー「セッターの指導」においても、セミナー自体の学習だけでなく、タイランド幹部役員や同じアセアン地域のベトナムはじめ海外からの受講者から多大な情報を頂き収穫があった。
近いうちに、現在タイランド国内で開催中のリーグ戦を観戦に行きたいと考えている。その時には、事務局長やアシスタントコーチも一緒に連れて行きたい。リーグ戦の経営、運営、ナショナルチームとの連携など、カンボジアのバレーボール発展に参考になることが沢山ある。
同じ東南アジアの人間にできて、カンボジア人にできないということはない。
私の幾千回の言葉より、現場を見せるのが一番である。
人間には驚きが必要だ。驚くことで心が、魂が揺すぶられ人間力が目覚める。
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