数か月前にも一部のメディアで二人の婚約が取り上げられていたが、今度はアジアバレーボール連盟が報じたのだから真実だ。
12月6日に2人は結婚式を挙げた。新郎は、最近アジア女子バレー界において2013年のアジア選手権での2回目の優勝を含め、躍進著しいタイランド女子バレーボールチーム監督を務めるKiattipong Radchatagriengkai。長い名前だが、日本語ではキャテポン・ラッチャタギャングライと読む。
新婦は、画像を見て頂くとわかると思うが、中国ナショナルチームのセッターを務めた馮坤である。日本語読みだと「ひょうこん」英語だと Feng Kunと書く。彼女は15歳でナショナルチームに入り、セッターとして、またキャプテンとして2004年のアテネオリンピックでの金メダル獲得など2011年まで現役選手として活躍した。
身長183cmで最高到達点319cmの高さを生かしたスピードあるセット(トス)の技術は素晴らしいものであった。彼女のボールに触れる位置は、ほとんどネット上方であった。まさに、現代的なセッターのお手本でもあった。
実は、私も出席した、先月中旬にバンコク市で開催されたFIVB国際バレーボール連盟主催のセミナー「セッター」のモデルに彼女が加わる予定であったが、結婚式の準備で実現できなかった。しかし、近いうちに彼女の実技による講習会が開催されることは、間違いないであろう。
タイランド女子ナショナルチームは、これで新たに優秀なセッターコーチを得たということになる。タイランドの快進撃は、まだまだ続きそうだ。
翻って、我が日本バレー界で海外のトップ選手と結ばれたという話は、ほとんど聞かない。私が知っている限りでは、随分と古い話であるが、ハンマー投げの室伏選手(お父さんの方です)とハンガリーのやり投げ選手であったセラフィナさんの結婚ぐらいですね。おっと、これは陸上界の話であった。
秘密の話を公開しましょう・・・。
実は、私にも海外のトップ選手との結婚の話があったのです。私が20歳代の時に、東洋の魔女のキャプテンであった河西さんが、わたしにこう言ったのです。
「あなたね・・・顔はさほどでは・・・あらごめんなさい・・・私の長所は、本当のことを指摘するところなのホホホ・・・あなたのそのバレーに対する情熱は買うわ。あなたね・・・日本のバレー界を救うために海外の長身の選手と結婚しなさい。キューバとかソ連(今のロシア)とか良いんじゃない?・・・・あっ・・・ちょっと待って・・・あなたのようなオチビさん・・・あらごめんなさい・・・小さな人が結婚しても劣性遺伝ということもあるから、やはりこの話は身長の高い男性に持って行くわ、ごめんなさい」
だったら、初めからそんな話はしないでもいいのに、一時は私もそれなりに真剣に悩んだものです。
いずれにしろ、私は今回のような国際結婚には大賛成です。国際結婚が多くなれば、国同士に親戚が多くなり、戦争は起こりにくくなるでしょうから・・・。
お二人とも、お幸せに・・・。
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